お金持ちに「手ぶら」がやたら多い本当の理由 (2/3) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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お金持ちに「手ぶら」がやたら多い本当の理由

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花輪陽子東洋経済
シンガポールでも、バッグは大型ではなくトレンドは小型。中古品も小型バッグのほうが高く売れるのはなぜか(写真:筆者撮影)

シンガポールでも、バッグは大型ではなくトレンドは小型。中古品も小型バッグのほうが高く売れるのはなぜか(写真:筆者撮影)

 実は、私は中古品をよく売り買いしているのですが、セールで買った小型バッグが買い値よりも高く売れたことが数度あります。高額な大型のバッグよりも高い値段がついたこともあり、驚きました。ではなぜ小型バッグがこんなに需要があるのでしょうか。

 1つは、ファッション性です。身軽なほうがスタイリッシュで動きやすいからです。もう1つの理由は、ほとんどの人が本音では不要なものをカバンに入れて持ち歩きたくないからです。

 少し前に「ミニマリスト」という言葉がはやりましたが、必要最低限の上質な物に囲まれて生活する人が最近では増えています。余計なものは所有せず、必要最低限のものだけを小さなバッグに入れて持ち歩く人が増えているのも、ミニマリストの影響かもしれません。

 しかし、普段から大きめのバッグを使っていると、ついつい余計なものまで入れてしまいがちです。そのため、あえて小さなバッグを選ぶ人が増えているようです。中身を厳選しなくてはいけないからです。確かに、究極はキーケースの中にお札とカードを1枚忍ばせれば事足りるので、財布すら必要なくなります。

●外国人の富裕層が1日に何度も家に帰るワケ

 ところで、朝会社に出掛けてから、途中で家に戻ってくることはありますか? ほとんどないと思います。よほど会社が近所にないかぎり、多くの日本人は一度出掛けたら、夜まで自宅に帰りません。家から職場が離れている場合、それは仕方がないことです。しかし、そうなると、就業後に行われるクリスマスパーティや忘年会の際、洋服に困るという女性は多いと思います。派手なドレスをオフィスに着て行くわけにはいきませんし、ワンピースだと華やかな会場では映えないからです。着替えを持っていくと、冬だとコートもあるので、かなりかさばります。

 一方、外国人富裕層の多くは、普段暮らしている自宅やホテルに必要があれば、いったん戻って場に適した洋服に着替え、持ち物を整える傾向があります。

 たとえば、朝、子どもをスクールバスまで送りに出るときはジムウエアに身を包み、そのままランニングに出掛け、オフィスに出勤する前にビジネススーツに着替える。夜のディナーに行く際は、いったん自宅に戻ってフォーマルな洋服を着るといった具合です。朝はビーチサンダルにTシャツと短パン、髪をざっと束ねている女性が、夜になると、ロングドレスをまといハイヒール、クラッチバッグでどこかへ出掛けていく姿をよく見掛けます。


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