レクサスUXとトヨタC-HRは何が違うのか まもなく登場のコンパクトSUVを徹底解剖 (1/5) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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レクサスUXとトヨタC-HRは何が違うのか まもなく登場のコンパクトSUVを徹底解剖

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山本 シンヤ東洋経済

「レクサス版C-HRでしょ?」という声もチラホラ聞くが、UXにはレクサス独自の“味”が色濃く出ている(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

「レクサス版C-HRでしょ?」という声もチラホラ聞くが、UXにはレクサス独自の“味”が色濃く出ている(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

SUVというよりもスポーティハッチに近いプロポーションのUX(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

SUVというよりもスポーティハッチに近いプロポーションのUX(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

内と外の境界をあいまいにする造形手法が生きている(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

内と外の境界をあいまいにする造形手法が生きている(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

C-HRと同様にGA-Cプラットフォームを採用するが、構成アイテムはおのおのの専用設計である(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

C-HRと同様にGA-Cプラットフォームを採用するが、構成アイテムはおのおのの専用設計である(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

UXの前で(写真:レクサスインターナショナル)

UXの前で(写真:レクサスインターナショナル)

 トヨタ自動車の高級車ブランド、レクサスの新型車「UX」の発売が近づいている。いわゆる乗用車感覚で乗りこなせるクロスオーバーSUV(スポーツ多目的車)として、「LX」「RX」「NX」といったレクサスSUVファミリーの末っ子となるモデルだ。

●レクサスが切り開いた「クロスオーバーSUV」

 もともと、ピックアップトラック派生モデルとして登場したSUVだが、その流れが変わったのが1980年代後半から1990年にあった「RVブーム」からだ。乗用車から乗り換えるユーザーが増えるにつれて、悪路走破性だけでなく充実した装備や乗用車並みのハンドリングや乗り心地も要求されるようになった。当時のSUVはラダーフレーム構造がほとんどだったがそれでは限界があった。そこで生まれたのがモノコックボディの乗用車をベースした「クロスオーバーSUV」だ。

 内外装は「いかにもSUV」といった泥臭い感じを排除し、都会の街並みにも溶け込むカジュアルなデザインを採用。走りは「乗用車の乗りやすさ」と「SUVの安心感」を両立。さらにガソリン車主体でリーズナブルな価格も魅力だった。肝心なオフロード性能は本格SUVに比べると劣っていたものの、日本の道路環境や用途を考えるとまったく問題はなかった。

 その人気はアッと言う間に日本から世界へと飛び火し、今や世界の主要メーカーからさまざまなクロスオーバーSUVが登場した。

 さらに、高級車とクロスオーバーSUVが融合した「プレミアムクロスオーバーSUV」の活性化も著しく、今ではベントレーやロールス・ロイス、さらにスーパーカーブランドのランボルギーニと、これまでクロスオーバーSUVとは無縁といわれたブランドまで参入しているが、この世界を切り開いたのはレクサスで、1998年に登場した「RX」が元祖だ。

 日本では初代/2代目はトヨタブランド(ハリアー)から発売されたが、2009年に登場の3代目から「レクサスRX」として展開。現行モデルは2015年に登場した4代目となる。また、2014年には弟分となるNXが登場。この2台がレクサス販売台数を牽引しているが、販売現場からはより小さなモデルのリクエストが寄せられていたそうだ。

 そこで登場するのがUXである。UXが属するCセグメントはメルセデスベンツ/BMW/アウディのジャーマン3はもちろん、ジャガー/ボルボ/キャデラックなど、世界のプレミアムブランドが勢ぞろい。この激戦区に後発で導入するわけだが、“元祖”の意地にかけて負けるわけにはいかない。チーフエンジニアの加古慈(かこ・ちか)さんは、「サイズはレクサスクロスオーバーSUVの末っ子ですが、中身は兄貴分を超えるように開発しました」と自信を見せる。


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