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「いきなり!ステーキ」は社長も非常識だった

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常盤 有未 :東洋経済 記者東洋経済#企業

2月23日、米ニューヨークに「いきなり!ステーキ」の海外1号店を出店した(写真:ペッパーフードサービス)

2月23日、米ニューヨークに「いきなり!ステーキ」の海外1号店を出店した(写真:ペッパーフードサービス)

一瀬社長がいきなり!ステーキを作る際に参考にしたお店とは?(撮影:尾形文繁)

一瀬社長がいきなり!ステーキを作る際に参考にしたお店とは?(撮影:尾形文繁)

暴行事件や食中毒事件など、さまざまなピンチを迎えた「ペッパーランチ」。現在は既存店売上高が好調に推移している(写真:尾形文繁)

暴行事件や食中毒事件など、さまざまなピンチを迎えた「ペッパーランチ」。現在は既存店売上高が好調に推移している(写真:尾形文繁)

いきなり!ステーキの「カット場」は客の注文を聞いて肉を切るだけでなく、パフォーマンスの場でもある(撮影:梅谷秀司)

いきなり!ステーキの「カット場」は客の注文を聞いて肉を切るだけでなく、パフォーマンスの場でもある(撮影:梅谷秀司)

一瀬邦夫(いちのせ くにお)/1942年静岡県生まれ。山王ホテルの調理場勤務などを経て、1970年に「キッチンくに」を開業。1985年くに(現ペッパーフードサービス)設立、社長に就任(撮影:尾形文繁)

一瀬邦夫(いちのせ くにお)/1942年静岡県生まれ。山王ホテルの調理場勤務などを経て、1970年に「キッチンくに」を開業。1985年くに(現ペッパーフードサービス)設立、社長に就任(撮影:尾形文繁)

安倍晋三首相に宛てた渾身の手紙とは?

 2013年末に1号店を銀座に出して以来、首都圏を中心に急速に出店を進め、2016年末で115店を展開するまでに急成長した立ち食いレストラン「いきなり!ステーキ」。今年2月には米ニューヨークに海外1号店を出した。肉はオーダーカットが基本で、グラムあたりの金額は、運営会社のペッパーフードサービスが展開する「炭焼ステーキくに」の半額程度に設定している。

「いきなり!ステーキ」が支持されている理由や、経営危機からどのように会社を立て直したかを、一瀬邦夫社長に聞いた。

――今年2月に出店した米ニューヨーク1号店の手応えはどうか。

 連日高い売り上げだ。米国産の肉を使っているので関税や物流費もかからない。すでに2号店、3号店の場所も決めてあり、2017年内に10店舗を出したい。3年後、ナスダックに上場するというのが第一のゴールだ。

 上場は米国社会で認められたということであり、資金調達もしやすくなる。日本国内では3年以内に100店以上を作ったのだから、できないことはない。米国はフランチャイズの国だから、ノウハウを提供して加盟店を増やしていきたい。まねされないように一気呵成で店を増やす。

 日本の店舗数をあっという間に抜くと思う。そうしたら米国内を移動するプライベートジェットが必要になるな(笑)。

●安倍首相に出した「手紙」の内容とは?

――ニューヨークから帰ったあと、安倍首相に手紙を出したそうだが。

 そうだ。今から読み上げる(以下は手紙の抜粋)。

 私はいきなり!ステーキ社長の一瀬と申します。2013年に銀座で開店して以来、国内で116号店まで成長しています。ほかに類を見ないほどスピード展開を推進しており、雇用者数は全国で3000人を超えました。メディアで非常識の塊といわれるほど、従来の概念を打ち破るステーキ店です。

 このたび、2月23日にニューヨークに開店致しました。私は「米国産の牛肉をアメリカ人のスタッフにより、アメリカ人のお客さんに提供したい」とあいさつしました。このことは、トランプ大統領閣下も喜ばれることと確信しています。

 数多くの外食企業が米国へ進出する中で、ステーキの本場ニューヨークへの出店は(ステーキ業態の)日本企業として初めてのことです。安倍首相にもぜひ食べていただきたいです。このようなバイタリティーあふれる企業も存在することを知っていただきたく、手紙を出させていただきました。


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