●持っていくと便利なもの

「解き方マニュアル」(文II・1年)
 模試や過去問演習で得た経験を生かし、それぞれの科目の問題を解く上での手順や注意点を自分なりに紙にまとめたもの。試験前に読み、緊張する中これに沿って試験に挑むことで、地に足をつけて問題を解くことができた。

「使い古した参考書」(文III・1年)
 受験生活で最も愛用した参考書を一冊、お守り代わりに持っていこう。これまで勉強にかけてきた時間と努力は、100%揺るがないもの。試験前に見返すだけで不安を和らげてくれる、心強い味方になるだろう。

「使い捨てカイロ」(文I・1年)
 朝の寒さは受験生の敵。これを持っていけば冷えがちな指先も温められ、手のかじかみを防ぐことができる。試験中は、かばんにしまえる貼らないタイプが便利だと思う。

「体調管理グッズ」(文III・1年)
 風邪をひいた受験生もいるので、マスクがあると良い。暖房が効きすぎている場合もあるので、体温調節のしやすい服装をすることも重要。勉強道具も大事だが、まずは試験に集中できるコンディション作りをしよう。

「チョコレート」(文III・1年)

 試験1日目に食べている人を見かけてうらやましかったので、2日目は買って行った。気分転換に効果的で、力が湧いてくるような気がする。

「おにぎり」(文III・1年)
 片手で食べられるので、もう片方の手で参考書をめくれる。午前の科目が終わって何も口にしたくないほど落ち込んだとしても、おにぎりは比較的口に運びやすく、最低限の栄養は補給した上で午後の科目に臨める。

「音楽再生機器」(文III・1年)
 普段から音楽を聞きながら勉強していたので、少しでも普段通りの力を出すために持ち込んだ。休憩時間もキャンパスを散歩しながら好きな音楽を聞いていた。

 試験本番に努力の成果を発揮することも、受験勉強と同じくらい合格に向けて大切なことです。頑張ってきた自分を誇りに思いつつ、落ち着いて最後までやり抜きましょう!

(文/東京大学新聞社)