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関西では、向こう一週間は湿った空気の影響を受けやすいでしょう。特に、29日(月)ごろからは、前線や台風2号から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、長雨や大雨となる恐れがあります。最新の気象情報の確認に加えて、雨のシーズンに向けて備えをしてください。

雨の原因は台風だけではない 台風が近づく前から大雨の恐れ

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関西では、日差しがあるのは週末までで、その後は天気がぐずつく見込みです。28日(日)にかけては高気圧の縁を回る湿った空気の影響で、すっきりと晴れる日はなく、雨が降る所もあるでしょう。29日(月)以降は、日本付近に停滞する前線に向かって、台風2号由来の暖かく湿った空気が流れ込む見込みです。このため、29日ごろからは各地で雨が降りやすくなり、長雨となる可能性があります。台風が日本列島に近づくのは6月初めですが、台風が近づく前から前線の活動が活発化し、大雨となる恐れがあります。梅雨入りがいつになるかは定かではないものの、雨のシーズンは確実に近づいてます。最新の気象情報をこまめに確認し、準備を怠らないようにしましょう。

また、この先は極端に暑くなる日はなさそうですが、湿度が高く、ムシムシと感じる日が増える見込みです。熱中症や食品の管理などにも注意が必要です。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。