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今週末にかけては日差しの届く所が多いですが、来週は台風2号と前線の動向に注意が必要です。台風2号は29日(月)には非常に強い勢力で沖縄の南へ進むでしょう。沖縄は大きな影響を受ける恐れがあります。本州付近には前線が延びて、前線の活動が活発化する可能性があります。

今週末にかけては本州付近は高気圧圏内

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今週末にかけては、本州付近は高気圧の圏内で、晴れ間のでる所が多いでしょう。一時的に雨の降る所はありますが、長く降り続くことなさそうです。

ただ、来週は台風2号と前線の動向に注意が必要です。

5月としては異例の発達の台風2号と前線の動向に注意

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非常に強い台風2号は今後、マリアナ諸島からフィリピンの東をさらに発達しながら北西へ進む予想です。27日(土)にはフィリピンの東で猛烈な勢力になる予想です。台風の勢力とは最大風速で決まり、猛烈な勢力とは一番強いランクです。5月に台風が猛烈な勢力になれば、2015年の台風6号以来となります。

台風2号は29日(月)にはあまり勢力を落とさず、非常に強い勢力で沖縄の南に進むでしょう。沖縄や奄美では接近前の28日(日)頃から大しけとなる所がありそうです。その後は沖縄では台風の接近に伴って大きな影響を受ける恐れがあります。最新の台風情報に注意し、早めの対策を心がけてください。

30日(火)以降の台風の進路の予想にはまだ幅があるような状況ですが、海外などの予測モデルでは西よりに進路をとるものや北よりに進路を変えるものがあります。北よりに進路を変えるものが増えつつあり、今後の進路予想にいっそう注意が必要です。

また、来週は前線が本州付近に延びる予想です。台風が近づかなくても、熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する恐れがあります。本州付近でも最新の台風情報・気象情報に注意が必要です。

大雨シーズン・台風シーズンに備えて 避難場所や避難経路の確認を

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大雨シーズン、台風シーズンが近づいています。いざ、避難する場合に備えて、あらかじめ避難場所や避難経路を確認しておくことは、とても大切です。その際、ポイントが3つあります。

①市町村が作成しているハザードマップや、地域防災計画を見て「自分の住む地域は、どのような災害のリスクがあるのか」「災害が発生した時の避難場所はどこか」「安全な避難経路はどこか」確認しておきましょう。その際、氾濫の恐れがある河川や、土砂災害の恐れがある所も確認しておくと、避難経路を決める時に役立ちます。また、自宅だけでなく、学校や職場など、よく立ち入る場所はどのような危険があるかも、家族で一緒に確認しておきましょう。

②浸水(冠水)した場合は、避難経路が限られてしまいます。事前に、複数の避難経路を確認しておきましょう。

③夜間は、昼間よりも、周囲の状況を把握しにくくなります。夜間の避難に備えて、建物など目印を決めて、避難経路を覚えておきましょう。

もしもの時に備えて、避難場所への避難経路を実際に歩いて、確認しておくのもおススメです。