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この先の東北地方は、天気は周期的に変わる見込み。特に、6月2日(金)から3日(土)にかけては、前線や台風2号の進路次第で大雨の恐れがある。梅雨入りの平年日は、東北南部が6月12日頃、東北北部が6月15日頃。本格的な雨の季節が近づいているため、防災用品の確認など、大雨への備えはお早めに。

【前半】あす25日(木)は貴重な晴れ間 27日(土)から29日(月)は広く雨

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あす25日(木)も高気圧に覆われて、おおむね晴れる見込みです。カラッとした陽気で洗濯日和になりそうです。日差しを有効に活用してください。

朝は放射冷却が強まり、山沿いを中心に冷え込む予想です。霜がおりる恐れがありますので、遅霜による農作物の被害に注意が必要です。

日中は南から暖かい空気が流れ込むため、盛岡や福島など夏日の所がある予想です。一日の寒暖差がかなり大きくなる所がありますので、服装で上手に調節してください。

26日(金)は、午前中は晴れますが、午後は雲が広がりやすいでしょう。東北北部で弱い雨の降る所がありますので、お出かけには折り畳みの傘があると安心です。

27日(土)から29日(月)にかけては、広い範囲で雨が降るでしょう。28日(日)は東北南部で30℃近くまで上がる所があり、蒸し暑くなりそうです。まだ体が暑さに慣れていない時期です。適度に休憩をとり、水分補給はこまめに行いましょう。

30日(火)は各地で晴れ間が戻るものの、天気の移り変わりは早い予想です。

31日(水)は日本の南の海上の前線に近い東北南部で雲が多くなり、雨の降る所がありそうです。

【後半】前線や台風2号の進路次第で大雨の恐れ

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期間の前半は雨が降りやすくなりますが、期間の後半は晴れる所が多くなりそうです。

6月2日(金)から3日(土)にかけては、断続的に雨が降り、大雨の恐れがあります。また、南よりの風が太平洋側の海上を中心に強まり、波が高くなる恐れもあります。

6月に入ると早々に、前線や台風2号の進路次第で雨量が多くなる可能性があります。最新の台風情報や気象情報に注意が必要です。

この先、極端に暑くなることはないでしょう。最高気温は平年並みか平年より低い予想です。
ただ、湿度が高くなると、東北南部の内陸など蒸し暑くなる所がありそうです。熱中症や食品の管理に注意してください。

台風が近づく前の対策 大雨に備えて

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今回の台風では大雨が心配されますが、事前に備えておくポイントは、次の3つです。

1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。

3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。

いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。