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きょう22日(月)の関東は、昼頃から広い範囲で雨や雷雨。短い時間に道路が川のようになるほど激しく降る所も。局地的な大雨による低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意が必要。雹(ひょう)の降る恐れもあるため、農作物の管理に注意。夕方以降は気温が大幅ダウン。羽織る物で調節を。

昼頃から雷雨に注意 雨が降り出すと気温急降下

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きょう22日(月)の関東は、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。各地とも、時々日が差す程度で雲に覆われるでしょう。上空に寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、昼頃から広い範囲で雨が降り、雷雨になる所もあるでしょう。落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。
なお、内陸部を中心に、短い時間に道路が川のようになるほど激しく降る所があるため、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害にご注意ください。

最高気温は、きのう21日(日)と同じくらいの所が多いでしょう。昼頃は、湿度が高く、ムシムシするかもしれませんが、雨が降ると、気温が大幅に低くなります。夜は沿岸部を中心に北よりの風が強まるため、帰宅時間が遅くなる方は、羽織る物があると良さそうです。

天気急変のサインは?

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次のような現象が見られたら、天気が急変するサインです。

・真っ黒な雲が近づいてきた
発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりする時は、急な雨に注意が必要です。

・雷の音が聞こえてきた
ゴロゴロという音が聞こえてきたり、稲妻が見えたりしたら、雷雲が近づくサインです。

・急に冷たい風が吹いてきた
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、まもなく、急な激しい雨が降る可能性があります。安全な場所に避難してください。

なお、短い時間に激しい雨が降ると、普段は流れの遅い河川や用水路でも、一気に水かさが増したり、流れが速くなったりします。危険なので、絶対に近づかないでください。また、アンダーパスはすぐに冠水する恐れがありますので、無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

ひょうの被害を防ぐには

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きょう22日(月)は大気の状態が不安定となるため、内陸部を中心にひょうの降る可能性があります。ひょうが降ると、人や車の損傷、窓ガラスが割れる、農作物の落下や裂傷、などの被害をもたらします。ひょうの中には、みかんやソフトボールくらいの大きさになるものもあり、大きければ大きいほど、落下速度が速くなるので、被害が大きくなる恐れがあります。次のような方法で、被害を最小限にとどめたいものです。

① ひょうが人へ当たると、ケガをしてしまいます。また、屋外に駐車した車に、ひょうが落ちてくると、傷がついてしまいます。ひょうが降ってきたら、頑丈な屋根のある建物の中へ避難しましょう。

② 家の窓ガラスに、ひょうが当たると、ガラスが割れてしまいますので、雨戸やシャッターがあれば閉めておくのがおすすめです。雨戸やシャッターがなければ、カーテンを引いておくだけでも、割れたガラスが室内に飛び散るのを、少しでも防ぐことができます。

③ 農作物は、事前に網で覆うと、ひょうが直接当たることを防ぐことができます。網は、なるべく目の細かい物を使用してください。また、ひょうが網の上にたまると、その重みで、網が破けることもありますので、網をしっかり取り付けることが大切です。