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きのう18日(木)の季節先取りの暑さから一転、きょう19日(金)は全国的に最高気温は大幅ダウン。最高気温の前日比は、5月として過去1番下がった所も。ただ、ヒンヤリは一時的。今週末は、再び夏日続出、最高気温30℃以上の真夏日の所もありそうです。寒暖差が大きくなる上、再び、暑くなるため熱中症に注意が必要です。体が暑さに慣れるための暑熱順化のポイントは?

最高気温の前日比 5月として過去1番の所も

きのう18日(木)は、福島県伊達市梁川で36.2℃を観測するなど、最高気温35℃以上の猛暑日地点が6地点と今年最多、52地点で5月の観測史上1位を観測しました。東京都心や名古屋市では、2日連続で最高気温30℃以上の真夏日となり、東京都心で5月中旬までに2日連続で真夏日となるのは統計開始以来初めての事です。

きのう18日(木)の季節先取りの暑さから一転、きょう19日(金)は広い範囲で雨となり最高気温は前日より大幅ダウンとなりました。

【最高気温 きのう18日(木)→きょう19日(金)14時まで】
・札幌市      28.9℃→19.4℃
・青森市      31.1℃→18.2℃
・伊達市梁川(福島) 36.2℃→24.5℃
・東京都心     32.2℃→24.5℃(午前9時台に観測 午後は気温急降下↓)
・長野市      34.1℃→19.8℃
・名古屋市     31.7℃→21.7℃(未明に観測 日中は17℃前後で推移)

特に、青森市では、前日から最高気温の下がり幅がマイナス12.9℃と、5月として過去一番大きくなりました(5月の過去最大の下がり幅:1987年5月23日のマイナス12.7℃)。また、長野市でも、前日から最高気温下がり幅がマイナス14.3℃と、5月として最近50年(1974年~2023年)で一番大きくなりました(最近50年最大の下がり幅:2004年5月5日のマイナス12.7℃)。

きのう18日(木)から曇りや雨だった九州など西日本は、前日比は小さく、最高気温は福岡市20.3℃(前日比マイナス3.2℃)、広島市22.5℃(前日比マイナス2.3℃)などとなっています。

今週末から再び夏日続出 真夏日の所も

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あす20日(土)は、天気が回復、晴れる所が多いでしょう。関東~東北の太平洋側は、朝まで雨の所があるでしょう。日中も東よりの風で雲が広がりやすいですが、日の差す時間もありそうです。

日差しが戻る東海から西日本では、再び、最高気温25℃以上の夏日続出となり、岐阜市や名古屋市、本市などでは29℃と、真夏日に迫る所もありそうです。

21日(日)は、九州~関東は晴れて、全国のアメダス5割以上で夏日の予想。西日本を中心に、最高気温30℃以上の真夏日の所もありそうです。

来週にかけても、最高気温は平年並みか高い日が多いでしょう。きのう18日(木)・おととい17日(水)のような、季節先取りの危険な暑さはありませんが、来週中頃は湿度がアップしそうです。湿度が高いと、汗がうまく蒸発出来ず、熱がこもりやすくなります。引き続き、熱中症に注意が必要です。

体が暑さに慣れる「暑熱順化」のポイント

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暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。暑くなる前から暑熱順化をして、熱中症になりにくい体づくりをしましょう。

体を暑さに慣れさせる暑熱順化には、気温が上がり熱中症の危険が高まる前に無理のない範囲で汗をかくことが大切です。日常生活の運動や入浴で、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。

運動や入浴以外でも、帰り道に1駅分歩いたり、少し遠くまで徒歩や自転車で買い物に行ったり、普段はエスカレーターやエレベーターを使うところを階段で上り下りしたり、身近な方法で軽く汗をかくことができます。無理せず、生活の中に取り入れてみてください。