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5月に入ってから、日本各地で大きな地震が多発しています。5月1日~きょう19日13時半まで、震度4以上の地震が12回あり、けさ(19日)も愛媛県で震度4の地震がありました。突然の地震に備えて、日ごろから備えのポイントなどをまとめました。

5月に入り震度4以上12回発生

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5月に入ってから、大きな地震が増えています。
今月5日には、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で最大震度6強を観測。

この地震の後、石川県で震度4以上の地震が頻発している中、11日には千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、千葉県木更津市で震度5強、千葉県君津市で震度5弱が観測。13日にはトカラ列島でマグニチュード5.1の地震が発生し、鹿児島県十島村で震度5弱が観測されました。

そして、きょう19日午前6時56分頃、豊後水道を震源とするマグニチュード4.4の地震が発生、愛媛県で最大震度4を観測しました。

ここ1週間(5月12日13:30~19日13:30)の地震は、震度1以上が85回、その中で震度3以上が8回観測されています。

また、世界的にみても、大きな地震が増えています。日本時間の19日午前11時57分頃、南太平洋にあるニューカレドニアのローヤリティ諸島の南東を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震がありました。気象庁によりますと、この地震で多少の潮位の変化があるかもしれませんが、日本では被害の心配はないとの事です。

地震はいつどこで発生するか分かりません。日頃からの備えが大切です。

大きな地震が起きたら

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緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。

① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。

緊急地震速報が発表されたら

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緊急地震速報とは、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り、素早く知らせる情報のことです。緊急地震速報が発表された場合は、強い揺れの前に、自らの身を守ることが大切です。緊急地震速報が発表されたら、次のような行動を心がけてください。

① 屋内にいる場合は、扉を開けて避難場所を確保し、丈夫な机の下など安全な場所に避難しましょう。
② 屋外にいる場合は、ブロック塀や看板から離れ、頭を守りましょう。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
③ エレベーターの中にいる場合は、全てのフロアのボタンを押しましょう。最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。

いつ発生するかわからない地震に日頃から備え、いざという時に身の周りの安全を確保できるようにしましょう。

地震に備えて

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地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。

① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。