福島・伊達市35.5℃　埼玉・鳩山町など猛暑日　関東や東北で5月として記録的暑さ

きょう18日、関東や東北、北陸を中心に気温が上がり、福島・伊達市や埼玉・鳩山町など最高気温が35℃以上の猛暑日となりました。東京都心では2日連続の真夏日となり、5月としては記録的な暑さが続出しています。熱中症に警戒してください。

福島市で猛暑日　関東や東北、北陸で5月として記録的な暑さ

きょう18日(木)は、本州付近は南から高気圧に覆われて、暖かい空気が流れ込んでいます。
朝からたっぷりの日差しが降り注ぎ、午前中から関東や東北、北陸を中心に真夏日が続出しています。

午後1時20分までに、福島県伊達市や埼玉県鳩山町、福島市などで最高気温が35℃以上の猛暑日となり、東北や関東で今年初めての猛暑日になりました。
いずれも、過去最も早い猛暑日となりました。(これまでの猛暑日最早記録が福島県伊達市や福島市は1988年の5月20日、埼玉県鳩山町は2019年5月26日)
なお、今年はきのう17日(水)、今年全国で初めてとなる猛暑日が、岐阜県揖斐川町で観測されました。
2日続けて35℃以上が観測され、猛暑日地点数はきょう18日(木)午後1時40分までに全国で4地点となり、今年最多となっています。

※午後1時40分までに埼玉県熊谷市でも35℃以上の猛暑日となりました。

関東や東北、北陸では、きのう以上に気温の上がっている所が多く、5月として、観測史上最も高い気温を記録している所が続出しています。
東京都心はきのう17日(水)に続き、真夏日となり、5月中旬までに真夏日が2日続いたのは、初めてのことです。

きょう18日まで猛暑に警戒

きょう18日(木)は、西日本は雨雲がかかり、暑さが落ち着いている一方で、東日本や北日本は晴れて、気温が上昇中です。

東海、関東、北陸、東北では30℃以上の真夏日になる所が多く、35℃近い暑さもあるでしょう。熱中症に警戒してください。
夕方以降も、すぐに気温が下がるわけではなく、暑さが続きます。
意識的に水分をこまめに補給するなど、十分な暑さ対策を行ってください。また、暑さに弱いお年寄りや小さなお子さんには声掛けを行って、気を配ってください。

あす19日　雨で猛烈な暑さおさまる　この先、ムシ暑い日も

この先、天気によって気温の変化が大きくなりそうです。

あす19日(金)は、東海や北陸、東北は午前中から雨が降り、関東は昼ごろから広く雨が降るでしょう。
雨で、猛烈な暑さはいったんおさまりそうです。東海や関東や東北では、最高気温はきょうより5℃以上低く、25℃に届かない所が多くなるでしょう。半袖では涼しいくらいになりそうです。

20日(土)も関東や東北は比較的過ごしやすい気温ですが、東海は一気に気温が上がり、暑さが戻りそうです。

周期的に雨が降るため、湿度が高く、ムシムシとした暑さになる日もあるでしょう。気温が比較的低くても、汗の乾きやすい素材の服を選ぶなど、引き続き、暑さ対策を心がけてください。

熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。

衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。