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5月に入って、大きな地震が相次いでいます。ここ1週間(9日15時~16日15時)では、震度4以上は5回、震度3以上は13回観測されています。いざという時に焦らないように、大きな地震が発生したらどう行動するべきか、確認しておきましょう。

ここ1週間の地震発生回数 震度4以上が5回発生

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5月に入って、大きな地震が増えています。
今月5日には、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で最大震度6強を観測しました。

この地震の後、石川県で震度4以上の地震が頻発、11日には、千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、千葉県木更津市で震度5強、千葉県君津市で震度5弱が観測されました。

同じく11日は、昼頃に鹿児島十島村で震度4、夜には、北海道浦河町と幕別町で震度4の地震が発生し、2日後の13日16時10分頃には、鹿児島十島村で震度5弱の地震が発生しました。

ここ1週間(9日15時~16日15時)では震度1以上の地震が96回発生しており、その中で、震度4以上の地震が5回発生、震度3以上の地震13回発生しています。
いざという時に焦らず行動がとれるように、大きな地震が発生したらどう行動するべきか、確認しておきましょう。

大きな地震が起きたら

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緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。

①家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。

②エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。

③街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。

④自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。

⑤山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。

日頃からの自宅の備え

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突然起きる地震から命を守るには事前の備えが必要です。日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。

①まず、わが家が特に注意が必要な場所なのか、地盤の揺れやすさマップが都道府県から公開されていますので事前に調べておくようにしましょう。地震が起きた時に地盤が柔らかい場所では周りよりも大きく揺れます。

②建物や家具の下敷きにならないように、古い耐震基準の家は耐震補強をしたり、家具を固定したりしましょう。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼ると良いでしょう。

③非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。