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この先の東北地方は、天気が周期的に変わる予想。ポイントは、あす17日(水)と18日(木)の危険な暑さ。南部を中心に最高気温が30℃以上の真夏日が予想され、仙台は今年初めての真夏日に。まだ体が暑さに慣れていない時期。こまめな水分補給を心がけるなど熱中症対策を万全に。

【前半】あす17日(水)と18日(木)は季節先取りの厳しい暑さ 熱中症対策を万全に

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あす17日(水)から18日(木)にかけては南から高気圧におおわれ、広い範囲で晴れる見込みです。この時期としては非常に暖かい空気が流れ込み、太平洋側を中心に「フェーン現象」の影響も加わるでしょう。仙台は今年初めて真夏日になる予想です。

季節先取りの暑さは18日(木)にかけて続き、仙台と福島では2日連続で真夏日になる予想です。真夏ほど湿度が高くはないといえ、まだ体が暑さに慣れていない時期です。スポーツドリンクなどでこまめに水分補給を行い、室内では適度にエアコンや扇風機を使いましょう。

※「フェーン現象」とは、水蒸気を含んだ空気が山をこえる時に雨を降らせ、その後、乾燥した空気となって山を吹きおりると、気温が高くなる現象です。

19日(金)は前線を伴った低気圧が西から近づくでしょう。各地とも天気は下り坂で、午後は所々で雨が降る予想です。秋田県と岩手県の内陸では北部を中心に雷が発生する確率が高く、天気の急変に注意が必要です。

20日(土)は天気が回復し、晴れる所が多いでしょう。お出かけの際は日傘や帽子などでしっかりと紫外線対策を行ってください。

21日(日)は雲が多く、北部を中心に雨の降る所がありそうです。晴れ間があっても変わりやすい天気で、局地的に雷雨のおそれがあります。

22日(月)は広い範囲で雨が降るでしょう。風が海上を中心に強まり、波が高くなる所がありそうです。

【後半】27日(土)~29日(月) 雨が降りやすい

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24日(水)から26日(金)にかけては北部で雨の降る所があるものの、広い範囲で晴れるでしょう。27日(土)と28日(日)は雨が降りやすく、お出かけにはあいにくの天気になりそうです。

気温は平年並みの日が多いでしょう。極端な暑さや寒さはない見込みですが、南部では内陸を中心に25℃を超える日がありそうです。暑くない日を選んで運動をしたり入浴を行うなど体を徐々に暑さに慣れさせると、熱中症対策として効果的です。

あると便利!熱中症対策グッズ

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暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。