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関西では、上空の寒気の影響で大気の不安定な状態が続いています。昼間の気温はきのうより大幅に高い所が多いものの、日差しが出て気温が上がれば上がるほど、大気の状態はますます不安定になる見込みです。晴れていても、急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

上空の寒気や気温の上昇で大気の状態がかなり不安定 局地的に雲が発達か

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きょうの関西は各地で晴れ間が戻っている一方で、雨雲も散在しています。これから今夜にかけても、風が集まりやすい山沿いの所々で雨雲が発生する見込みです。大気の状態が非常に不安定なため、雷雲にまで発達する恐れがあります。初めは山沿いが中心の雨も、上空を吹く北風の影響で市街地に流れ込むこともあるでしょう。北の空が急に暗くなったり、雷の音が聞こえたら速やかに安全な場所まで移動してください。

雷雲が近づくサイン その時どうする?

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外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。