メイン画像
メイン画像

あす15日(月)は大気の非常に不安定な状態が続き、局地的に雷雨や激しい雨となるでしょう。17日(水)と18日(木)は気温が上昇して、最高気温が30℃以上の真夏日の所が多くなる予想です。熱中症に注意してください。

1週目15日~21日:荒れた天気の後は 気温急上昇30℃以上の所も

画像A
画像A

あす15日(月)からの1週間は「天気の急変」と「季節外れの暑さ」に注意が必要となりそうです。

あす15日(月)は、上空5600メートル付近には、ー18℃とこの時期としては強い寒気が、西日本から東日本を通過する見込みです。このため大気の状態は非常に不安定となり、北海道から近畿の広い範囲で雨が降るでしょう。図にあるように、発雷確率が近畿から東海付近を中心に高くなっています。局地的に雷雨や激しい雨が降ることもありそうです。落雷やひょう、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

あさって16日(火)は、気圧の谷や寒気は日本の東に離れ、天気が回復する所が多くなるでしょう。仙台と東京は傘マークがついていますが、日中は日差しが届く見込みです。

17日(水)と18日(木)は高気圧に覆われるため、晴れる所が多くなりそうです。暖かい空気と日差しの後押しもあり、全国的に気温が上がるでしょう。特に東北から東海は、平年を大きく上回る予想です。内陸を中心に30℃以上の所もあるでしょう。まだ、暑さに慣れていない時期ですので、外での作業やスポーツを行う際は、熱中症に注意してください。

19日(金)と20日(土)は、気圧の谷が日本付近を通過するでしょう。そのため雨の降る所が多くなりそうです。まだ予報に幅はありますが、雷雨や雨脚の強まる可能性もあります。大きな地震があった地域もあり、地盤が緩んでいる恐れもあります。少しの雨でも土砂災害の危険が高まりますので、ご注意ください。雨が降るため、季節外れの暑さは落ち着きそうです。

21日(日)は、気圧の谷の影響が残る、北海道と東北は雲が広がりますが、関東から九州は、晴れる所が多くなるでしょう。近畿はにわか雨に注意が必要です。

沖縄では、18日(木)から雨の日が続く見込みです。この辺りで梅雨入りの発表があるかもしれません。

2週目22日~27日 梅雨の走りのような天気?

画像B
画像B
画像C
画像C

22日(月)から24日(水)は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けて、北海道から九州の広い範囲で雨が降るでしょう。太平洋側を中心に雨脚の強まることもありそうです。ぐずついた空模様で、梅雨の走りともいえるような天気となるでしょう。

25日(木)以降は、気圧の谷の影響を受ける、北海道と東北は曇りや雨の所が多くなりそうです。関東から九州は、広く晴れますが、26日(金)は大気の状態が不安定になり、雨や雷雨の所があるでしょう。

日本気象協会が5月11日に発表した、最新の2023年梅雨入り予想によると、九州南部から東北北部にかけては、5月下旬から6月中旬と平年並みの予想です。間もなく、長雨のシーズンとなります。近年は、線状降水帯が発生し、記録的な大雨になったこともあります。梅雨入り前に側溝や雨どいの清掃、ハザードマップや防災グッズの確認など、雨への備えをしておくとよいでしょう。

最高気温は、全国的に大体平年並みの予想です。極端な暑さは収まりそうですが、湿った空気が流れ込みやすく、湿度は高めで、ムシムシするでしょう。こまめな水分補給を心がけてください。

大雨の備え

画像D
画像D

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。