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向こう1か月は、気温が平年並みか高い予想となっています。これからの時期は、本格的な夏に向けて徐々に暑さに慣れていくことが大切です。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(5月13日~19日) リラ冷え解消 ぽかぽか陽気も

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今日(11日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
明日(12日)は午前中は弱い雨の降る所がありますが、午後は広く晴れて、風も全般に弱まるでしょう。最高気温は道央や道南で15℃くらいの他は、広く12℃前後で、一桁にとどまる所もある見込みです。"リラ冷え"(いわゆる"花冷え")の状態は続きそうです。

土曜日(13日)にかけては全道的によく晴れて日差しに恵まれ、行楽などの外出にもよい日和となるでしょう。気温はぐっと高くなり、内陸では20℃前後まで上がる所も多くなる見込みです。

日曜日(14日)以降は、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、太平洋側を中心に雲の広がる所が多くなるでしょう。雨の降る所もありますが、今の所この先1週間の雨は、大雨となることはない見込みです。
暖かい空気が流れ込むということもあり、気温は高めの状態が続きます。日差しの出る日本海側を中心に、ぽかぽか陽気となる日もあるでしょう。

2週目(5月20日~26日) 数日の周期で天気が変わりそう

北海道付近は低気圧と高気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。
なお、低気圧と高気圧が交互に通るこの時期は、気圧の変化が大きく、体の不調を感じる方が多い季節でもあります。気圧の変化によって体調を崩す場合の対策としては、耳のマッサージをしたり、ぬるめのお湯にゆっくり入浴し、体をリラックスさせることも効果的といわれています。

なお、気温は平年並みか高く、日差しのもとでは半袖でも過ごせるくらいの日が出てくるかもしれません。

3~4週目(5月27日~6月9日) 暑熱順化をしよう!

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2週目と同様、天気は数日の周期で変わる見込みです。
極端に暑くなることや寒の戻りとなる可能性は低く、気温は平年並みですが、本格的な夏の暑さを迎える前のこの時期に「暑熱順化」をしっかりと行うことが大切です。

暑熱順化とは、体が暑さに慣れることをいいます。体を暑さに慣れさせるには、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に無理のない範囲で汗をかくことが重要です。暑熱順化が完了するには、個人差はありますが数日から2週間程度かかるといわれています。
主な暑熱順化に有効な対策が以下の通りです。
・30分くらいのウォーキングや15分くらいのジョギング(週に5日程度)
・筋トレやストレッチ(週に5回~毎日)
・シャワーで済ませず、入浴する(2日に1回くらい)

せっかく一度暑熱順化ができても、数日間気温が落ち着いて汗をかくことがなくなると、暑熱順化の効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識しながら過ごすとよいでしょう。