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きょう11日午前4時16分頃、千葉県南部を震源とする地震が発生し、千葉県木更津市で震度5強を観測。緊急地震速報が発表され、早朝から驚かれた方も多かったと思います。その後、午後0時11分頃には、鹿児島十島村で震度4の地震が発生。地震はいつ発生するか分からないため、日頃からの備えが必要です。備蓄のポイントをまとめました。

ここ1週間で震度4以上が10回発生

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5月に入って、大きな地震が増えています。
今月5日には、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で最大震度6強を観測しました。

この地震の後、石川県で震度4以上の地震が頻発している中、きょう11日午前4時16分頃、千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、千葉県木更津市で震度5強、千葉県君津市で震度5弱が観測されました。その後、午後0時11分頃には、鹿児島十島村で震度4の地震が発生しました。

ここ1週間(5月4日12:00~11日12:00)の地震は、震度1以上が100回、その中で震度4以上が10回観測されています。

「普段使うものを多めに備蓄」ということが備えに

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緊急地震速報が発表され、早朝から驚かれた方も多かったと思います。地震はいつ発生するか分からないため、日頃から備えが必要です。

防災の備えとして、最低限、3日分の食料と飲料はそろえるようにと言われています。
大きな災害が発生して、被災地の外からの食料支援を受けられるようになるには数日かかることもあります。また、自治体によっては備蓄量が少ないという状況も考えられます。自治体の備蓄は補助的なものと考え、被災地以外からの支援を受けられるまで最低3日間必要なものはなるべくご自身で用意しておくということが大切です。

普段から少し多めに食材など備蓄できるものを買っておいて、使ったら使った分だけ新しく買い足していく方法を「ローリングストック」と言います。いつも使用するものや、いつも食べているものを少し多めに買って非常用に備えて、使用期限の近いものから消費し、使った分を買い足す。常に、賞味期限切れのない新しい食品を非常時用に備える、ストックするというものです。

非常用グッズの確認をする

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自分の生活を見直して、普段から欠かせないものを備えてみてください。万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。
情報がいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。地震による停電や通信回線が集中しても、いち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。

最も大切なのが「飲料」と「食糧」です。備蓄すべき量は、最低限3日分、できれば1週間分用意できるのがベストとされています。

いざ大きな災害が発生すると、電気やガス、水道が使用できず、交通網は遮断されて、食料や日用品が手に入らないという状態になりかねません。いつ非常事態が発生しても、「必要な物が確保できている状態」をキープできるように、緊急時になる前から大事なものを確保しておきましょう。

大きな地震が発生したら

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緊急地震速報とは、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り、素早く知らせる情報のことです。緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。

① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。