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前線を伴う低気圧が通過している今日(6日)の北海道付近。昨日までの暖かさから一転して今日は気温の上りが鈍くなっています。
この寒さはいつまで? 連休明けの天気とともに紹介します。

【大型連休最後の週末は肌寒く】

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今日の北海道は、前線を伴った低気圧が南を通過した影響で太平洋側を中心に広く雨が降りました。昨日(5日)の夕方に道南で降り出した雨は、今日昼頃までにやんだ所が多くなりましたが、道南の松前では今日14時までの24時間で51.0mmの降水を観測しました。
今後天気は回復傾向となり、道北や道央、道南方面では晴れ間や日差しが戻る見込みです。道東方面は今夜にかけて引き続き雲に覆われますが、目立った天気の崩れはなさそうです。

なお、低気圧通過後の道内は広い範囲で吹き返しの北風が吹いています。北よりの風は北からの寒気を引き込みやすく、昨日までの暖かさに比べると道内は気温の上りが鈍くなっています。特に北側に海面水温が3℃以下の領域が広がるオホーツク海側では、海上を吹き抜ける風が直接陸地に入る影響もあり、14時の気温は広く4℃前後と3月下旬並みの肌寒さとなりました。昨日の同じ時間には20.0℃だった北見では今日は4.5℃と、昨日との気温差が約15℃と大きくなっています。気温の変化による体調不良などに注意してください。

明日(7日)の北海道付近は大陸から移動してくる高気圧の圏内となる見込みです。このため明日の道内は天気の崩れはほとんどなく、日中を中心に晴れる所が多くなるでしょう。日差しの力もあり、日中の気温は平年並みとなる所が多いでしょう。なお、オホーツク海側では今日と同様に日中は北よりの風が吹きやすく、最高気温は10℃くらいと4月中旬並みにとどまりそうです。今日より寒さは緩みますが、必要に応じて寒さ対策をした方が良いでしょう。

【大型連休明けの天気と気温は?】

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大型連休明けとなる明後日(8日)から9日にかけての北海道は引き続き高気圧圏内となり、道内は広く晴れる見込みです。日中の最高気温は、8日は平年並みか道東方面でやや低くなるでしょう。9日は風が南よりなって気温が上がり、道北やオホーツク海側の内陸では20℃を超える所もあるかもしれません。

ただし、10日には気圧の谷の接近によって天気が崩れ、11日にかけて雨の降る所が多くなるでしょう。特に11日には上空の寒気が強まり、最高気温は広く4月中旬から下旬並みとなりそうです。標高の高い峠付近では夜間を中心に雪のまじる可能性もあります。気温差による体調管理や路面状況に応じた車の運転などに留意下さい。