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ゴールデンウィーク後半、関東は暑さと大雨に注意が必要です。あす3日以降、夏日続出で真夏日の所も。まだ、暑さに体が慣れていないことに加え、湿度もアップしてくるため熱中症に注意。また、連休最終日は大雨のおそれも。前線の南下次第で雨の降り出しが変わるため、最新の気象情報をこまめに確認して下さい。

GW後半 夏日続出 30℃以上真夏日の所も

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ゴールデンウィークも後半は、季節先取りの暑さに注意が必要です。

あす3日(水:憲法記念日)~4日(木:みどりの日)は、各地とも晴れて、最高気温25℃以上の夏日地点が急増。特に、4日(木:みどりの日)は、東京都心を含む関東のアメダス約7割で夏日の予想で、ゴールデンウィーク期間中で一番夏日地点が多い見込みです。

5日(金:こどもの日)は雲が増えますが、晴れ間が広がり、関東の約6割で夏日となりそうです。湿度が高くなってくるため、ムシムシしそうです。

6日(土) 雲が多くても30℃以上真夏日の所も

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6日(土)は、日本海から前線が南下してくるため雨予想でしたが、雨の降り出しが遅い予想に変わってきました。日中いっぱいは、雲が多いながらも日差しもありそうです。

そして、ポイントは、「雲が多くても気温が高くなる事」です。本州付近には、上空1500メートル付近で15℃以上、関東周辺には18℃以上と7月下旬並みの暖気が流れ込む見込みです。これは、晴れれば地上の気温が30℃くらいになる目安の暖気です。

また、前線に向かって南西の風が強まり、山越えのフェーン現象となるため、気温がグッと上昇する見込みです。最高気温は、群馬など内陸を中心に、所々で30℃以上の真夏日となりそうです。

体が暑さにまだ慣れていないため、こまめに休憩や水分をとり、熱中症に注意が必要です。

GW最終日は雨で強まる所も 連休明けは大雨の恐れ

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ゴールデンウィーク最終日の7日(日)は、前線の影響で雨となり、局地的に強まる所があるでしょう。

連休明けの8日(月)にかけて雨が続き、雨量が多くなる恐れがあります。前線の位置などまだブレがあるため、雨が強まる時間や場所が変わる可能性があります。最新の気象情報をこまめに確認して下さい。また、気温はグッと下がり、最高気温は20℃を下回る所が多いでしょう。お出かけには、上着が必須となりそうです。

9日(火)は、前線が本州の南まで南下するため、次第に天気は回復する見込みです。

車の移動が増える時期 車内の温度管理に注意

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初夏の行楽シーズンは車の中の熱中症に注意が必要です。外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に車を駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。

2019年5月8日に屋外駐車場で実施した実験では、外気温が23.3℃〜24.4℃であったにもかかわらず、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測しました。真夏に比べると車内温度は少し低くなっていますが、車内は高温になっていました。(日本自動車連盟:JAFユーザーテストより)

車内が高温になった場合、上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。

真夏でなくても油断は禁物です。短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。