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北海道付近は3日(水)頃から気温が上昇します。特に3日(水)、4日(木)は広く20度前後まで上がり、6月中旬から7月上旬並みの陽気となるでしょう。内陸では、今年初めて最高気温が25度以上の夏日となる所がありそうです。なお本日1日、網走で桜の満開が、釧路で開花が発表され、道東方面でもこの連休は桜が楽しめそうです。

4日は7月並みの陽気となる所も

気温が上昇する条件としては、おもに以下の3つが考えられます。

・高気圧に覆われ強い日ざしが降り注ぐ
・上空に暖かい空気が流れ込む
・山越えの気流が入る地域はフェーン現象が加わる

3日からの北海道付近はこれらの条件が揃いそうです。広く高気圧に覆われ、朝から強い日ざしが降り注ぎます。また上空1500m付近には、平年より10度前後高い6月下旬並みの暖かい空気が流れ込みます。さらに道央や道東方面の内陸部では、南西の風が山を吹き降りるフェーン現象も加わります。

このため道内の広い範囲で最高気温は20度前後まで上がります。特に4日は札幌では7月上旬並みの陽気となり、帯広では7月下旬並みの気温で、25度と夏日となるでしょう。なお、空気は乾燥するため、カラッとした陽気となる見込みです。

急な暑さと空気の乾燥には注意

外出や屋外での作業、布団干しなどにも良い天気となりそうです。しかし、急な暑さと空気の乾燥には注意が必要です。

まだこの時季は体が暑さに慣れていないため、体に熱がこもりがちです。乾燥した空気は気が付かないうちに体から水分を奪います。いつでも水分補給ができるように飲料水を携帯し、意識して水分をとるようにしましょう。特に小さな子供やお年寄りの方は注意が必要です。

また、日中は気温が上がるとはいえ、特に内陸では朝晩は10度前後まで下がります。きょう1日に網走で桜が満開、釧路で開花となりましたが、夜桜見物やキャンプなど、夜も屋外で過ごすような場合は服装で調整できるようにしましょう。

屋外で火を使うことも多くなる時季です。火を使った後は必ず火が消えたことを確認してください。炭などは、表面が消えたように見えても中はまだ燃えている可能性がありますので、火消しつぼなどを用いて完全に消えたことを確認しましょう。

6日(土)からは天気は崩れ、日中も肌寒さ戻る

5連休の前半5日(金)までは割合晴れて気温も上がりそうですが、後半の6日(土)からはあいにくの天気となり、気温もぐっと下がりそうです。

6日は低気圧が北海道付近を通過します。道内の広い範囲で雨となり局地的に雨の量が多くなる可能性もあります。低気圧が通過した7日は雨は次第にやみますが、大陸から冷たい空気が流れ込み気温はぐっと下がるでしょう。

今週前半と後半では大きく天気が変わりそうです。屋外での行楽などの際は、最深の天気予報を確認し、天気に合わせた服装などの対応が必要となりそうです。