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きょう1日(月)、午後は大気の状態が不安定に。北海道から近畿にかけて、広い範囲で落雷や竜巻などの突風、急な強い雨に注意が必要。屋外で天気の急変から身を守るための注意点をまとめました。

午後は広い範囲で不安定

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きょう1日(月)、日本付近は高気圧に覆われますが、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

午前中は全国的に晴れますが、午後は北海道~関東、近畿、中国地方で、天気の急な変化に注意が必要です。「真っ黒い雲が近づく」「雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」などの変化を感じたら、発達した積乱雲が近づいているサインです。まもなく、雷を伴った激しい雨が降ったり、竜巻などの激しい突風が吹いたり、ひょうが降ったりする恐れがあります。

一番上の図は、きょう1日(月)午後6時の発雷確率ですが、東北から北陸、関東で50%以上の所が多くなっています。特に、夕方以降は、急な雷雨に注意が必要です。

屋外で落雷から身を守るには

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発達した積乱雲が近づくサインに気づいたら、速やかに安全な場所へ避難してください。避難する場所は、近くのコンクリート製の頑丈な建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。

周囲に建物や車がなく、避難できない場合は、頭をなるべく低くして、両手で耳をふさいで、しゃがみましょう。
この時、重要なのが、両足のかかとをつけて、つま先立ちで姿勢を保つことです。両足のかかとをつけることで、万が一、地面を伝って体に電流が侵入しても、上半身まで伝わることなく、反対側の足から電流を流すことができます。また、つま先立ちをすることで、地面と接する部分を小さくできるため、足元から侵入する電流を最小限にすることができます。通電の可能性が高くなるので、地面に寝転んだり、腹ばいになったりしないようにしましょう。

竜巻などの激しい突風から身を守るには

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屋外にいる時に竜巻が接近してきたら、近くの頑丈な建物に避難するか、頑丈な構造物の物陰に入って体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。物置や車庫、プレハブの建物への避難は、建物自体が飛ばされてしまう可能性があるので、とても危険です。

また、避難する建物へ向かう際は、強い風によって、屋根瓦などが飛んでくるo恐れがあるため、十分注意が必要です。電柱や樹木など、突風にあおられて倒壊する可能性がありますので、近づかないようにしてください。

もし、周辺に身を守る建物がない場合には、水路などくぼんだ所に身を伏せて、両腕で頭や首を守ってください。