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いよいよ始まった2023年のゴールデンウィーク。今年は雨が降ったり、季節先取りの暑さになったり、気をつけるべきことが多い空模様になりそうです。そこで、この先の天気の注意点を一気にまとめました。

1日 急な強い雨、カミナリ、突風に注意

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1日は広く晴れますが、お昼ごろから所々で雨雲やカミナリ雲が湧いてくるでしょう。局地的な大雨、いわゆるゲリラ豪雨のほか、カミナリ、竜巻などの激しい突風などといった恐れがあります。
「真っ黒な雲が近づいてくる」「雷の音が聞こえたり稲妻が見えたりする」「急に冷たい風が吹く」という天気急変のサインがありましたら、身の安全を確保して下さい。

屋外で落雷から避難する場合、近くの頑丈な建物や、車の中に避難しましょう。木の下の雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので危険です。周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

また、屋外にいるときに竜巻が接近してきた場合も頑丈な建物の中に避難して下さい。体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。物置や車庫、プレハブの建物への避難は、建物自体が飛ばされてしまう恐れがあり、とても危険です。電柱や樹木など、突風にあおられて倒壊することもありますので、近づかないで下さい。もし、どうしても避難できない場合は、物陰や、水路などのくぼみに、身を伏せましょう。

屋内にいるときに、落雷や竜巻から身を守る場合は、窓から離れて避難することが大切です。窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。
そして、雷が落ちると強い電流が家電に流れて、故障する場合があります。家電製品のコンセントは抜いておきましょう。

2日~4日 熱中症に気をつけよう

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2日~4日(みどりの日)は、高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。お出かけ日和が続きますが日中は気温が上がり、最高気温が25℃以上の、夏日になる所が多くなりそうです。
この時期に注意が必要なのは、車の中の熱中症です。

2019年5月8日に実施した日本自動車連盟(JAF)のテストでは、外気温が23.3℃〜24.4℃の直射日光の当たる場所に車を駐車した場合、計測開始時に25℃だった車内温度が、約2時間後に軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃まで上がりました。
車内が高温になった場合、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。

真夏でなくても油断は禁物です。短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。

5日から徐々に広がる雨のエリア 6日・7日は大雨の恐れも

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5日(こどもの日)以降は、前線や気圧の谷が日本付近に近づき、西から雨の範囲が広がるでしょう。6日と7日は大雨の恐れもあります。
もし大雨になった時は、普段、流れの遅い河川や用水路に絶対に近づかないで下さい。水かさが増したり、流れが速くなったりします。
アンダーパスなどの低い土地には雨水が流れ込み、すぐに冠水します。無理せず迂回するなどの対応をとりましょう。特に急な大雨(ゲリラ豪雨)の時には、あっという間に冠水してしまうため、特に注意をして下さい。

また、山や川のレジャーに出かける方は、最大限の注意をしないといけません。
川の水かさが急に増える、川の水が濁る、木の枝などが流されてくるなどの前兆があったら、すぐに川から離れて安全な場所に逃げましょう。
また、ダムの決壊を防ぐために、ダムの放流を予告するサイレンが流れる場合があります。川のそばにいてサイレンを聞いた場合も、必ず川から離れて下さい。

天気に関する注意点をたくさん挙げましたが、予め心の準備をしておくと、万が一の事態を防ぐことができます。
気をつけるべきことをきちんとおさえて、楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい。