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ゴールデンウィーク2日目、あす30日にかけて広く雨。雨のピークはあす朝にかけて。局地的に激しい雨が降り、四国は非常に激しい雨の降るおそれ。天気が回復しても強風に注意。

西日本の雨 今夜からあすの明け方がピーク

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きょう29日(土:昭和の日)は、前線の影響で西日本を中心に雨が降り、局地的に雨脚が強まっています。1時間雨量は、長崎県新上五島町で37.0ミリ(午前8時55分まで)と、4月の観測史上1位の大雨になりました。今夜は、九州から東海、北陸で広く雨が降り、関東から北海道も雨の降り出す所がありそうです。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線周辺では特に雨雲が発達しやすいでしょう。雨のピークは、九州では今夜にかけて、中国地方や四国は今夜からあす30日(日)未明、近畿はあす明け方までとなりそうです。雷を伴って激しい雨の降る所があり、四国では滝のような非常に激しい雨の降るおそれがあります。

あす30日 東海で激しい雨も

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あす30日(日)にかけて、前線が本州付近を通過する予想で、発達した雨雲も東へ移るでしょう。あすの未明から朝にかけては、東海を中心に発達した雨雲がかかるでしょう。沿岸部を中心に激しい雨の降る所があり、落雷や突風が吹くおそれもあります。関東や東北、北海道は、昼頃まで雨が降り、雨脚が強まることもあるでしょう。

日中は西から天気が回復しますが、風の強い状態が続きます。また前線が通過する前は南よりの風が強く、雨でも気温が上がるでしょう。一方、前線が通過したあとは西よりの風が強まり、体感がガラリと変わりそうです。西日本を中心に、朝よりも夜の方がヒンヤリと感じられるでしょう。お出かけの予定がある方は、服装でうまく調節してください。

非常に激しい雨・激しい雨って どんな雨?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

非常に激しい雨や激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にご注意ください。西日本では外が暗い時間帯に雨のピークが重なります。川や崖など危険な場所には、絶対に近づかないようにしてください。また、強風や高波、落雷や突風にも注意が必要です。