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きょう4月26日から熱中症警戒アラートの今年度の運用が開始しました。熱中症警戒アラートとは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表し、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。早くも熱中症に注意が必要な季節、情報にご注意ください。

熱中症警戒アラートとは

熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。

令和5年度はきょう4月26日(水)から、10月25日(水)までの間、全国で運用を行います。
熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。

この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。

28日(金)と3日(水)は気温と湿度高くなる傾向に

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きょう26日は、気温が平年並みか低く、雨や風でヒンヤリと感じられたところもありましたが、あす27日は気温が上がり、過ごしやすい陽気になりそうです。

あさって28日(金)は、更に気温が上がる所が多く、東海、関東、東北南部で夏日に迫る所もあるでしょう。次第に湿度も上がるため、暑さ指数がやや上昇しそうです。

また、5月に入ると、さらに全国的に気温が上昇しやすくなるでしょう。
特に3日(水)は、九州から関東、東北南部にかけて、夏日が続出しそうです。

熱中症警戒アラートが出るほどではありませんが、まだ身体が暑さに慣れていない方がほとんどですので、急な暑さによる熱中症に注意が必要です。ゴールデンウィーク期間中も暑さに備えて、体調を崩さないようにご注意ください。

熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は

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熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。屋外で、人と十分な距離を確保できる場合は、適宜マスクをはずしましょう。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。