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きょう21日は、新潟や秋田で「黄砂」を観測しました。午後2時現在の視程は新潟で8キロメートル、秋田で10キロメートル以上となっています。きょういっぱいは東北や北陸を中心に飛ぶ予想で、視界が悪くなる可能性があります。

新潟と秋田で「黄砂」を観測

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きょう21日は、新潟と秋田で「黄砂」を観測しました。(新潟では4月12日、13日に続く、今月3日目の黄砂の飛来です。)

きょういっぱいは東北や北陸を中心に黄砂が広く飛ぶ可能性があり、先ほど秋田県には「黄砂に関する気象情報」が発表されました。秋田県内では視程が10キロメートル未満となり、所によっては視程が5キロメートル未満となる見込みです。

4月12日から13日にかけて飛来した黄砂に比べると、濃度は薄いものですが、車や洗濯物が汚れないようにご注意が必要です。また花粉症の方は、症状が悪化する可能性がありますので、しっかり対策をしてください。

※情報更新:16時過ぎに秋田市内の画像を追加しました。

黄砂はどこから?影響は?

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

黄砂の健康への影響を予防するには

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黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。

①日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。

②黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。

③黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。