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きょう20日の午後、太平洋側の一部地域で部分日食が起こります。四国から関東は晴れる所が多く、見られる可能性大きいでしょう。部分日食とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部が隠される現象ですが、気象衛星から、地球にうつる月の影が確認できます。

日本の一部で部分日食

きょう20日の午後、日本の一部地域で「部分日食」が起こります。
部分日食とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部が隠される現象です。

気象衛星ひまわりの画像を見ると、オーストラリアのあたりに、月の影が見られ、いよいよ部分日食が始まろうとしている様子が確認できます。

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今回、日本で部分日食が起こるのは、南西諸島、九州地方南部、四国地方南部、近畿地方南部から関東地方南部にかけての地域、伊豆諸島、小笠原諸島です。

部分日食の見え方

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上の図は部分日食の見え方と食の起こる時間です。

欠け具合が比較的大きい小笠原では13時45分頃から食が始まり、14時41分頃に食の最大となり、15時33分頃に終わります。また、那覇では13時36分ごろに食が始まり、14時21分ごろに食の最大を迎え、15時6分ごろに終了します。鹿児島や四万十、新宮、館山などでは欠け具合は小さいですが、貴重な現象なので、是非、観察してみてください。

次に日本で見られる日食は2030年6月1日です。

日食の時間帯の天気は?

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きょう20日は、太平洋沿岸部も含めて、広い範囲で晴れて、部分日食を見られるチャンスです。
一方、九州南部は雲が多いでしょう。奄美や沖縄は雨雲がかかり、部分日食の観測には、あいにくの天気となりそうです。

※肉眼で直接太陽を見るのは、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまい危険です。日食グラスなど専用の観察器具を正しく使って、安全な方法で観察してください。