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きょう16日日曜の関東は、大気の状態が不安定。東京都心では、昼過ぎにザッと雨が降り、1時間で5℃以上も一気に気温急降下となりました。あす17日月曜の明け方にかけて、急な雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。

東京都心 天気急変 1時間で一気に5℃以上ダウン

きょう16日日曜は、関東地方や静岡県を中心に、最高気温25℃以上の夏日となりました。

15時までの最高気温は、静岡県富士市27.6℃(今年初の夏日)、群馬県高崎市(上里見)26.5℃、横浜市25.1℃(今年初の夏日)など、所々で夏日となりました。東京都心も24.5℃と、夏日一歩手前まで上がりました。

地上気温が上がっている所に、上空にはこの時期としては強い寒気が入り、大気の状態が不安定に。午後はあちらこちらで雨雲が発達。東京都心では、急に強い雨が降り、直径8ミリの「ひょう」を観測しました。ザッと雨が降り、一気に気温が下がりました。

東京都心は13時の気温24.4℃→14時の気温19.1℃と、1時間で5.3℃も下がりました。

東京都心で前1時間(毎正時)との比較で気温が5℃以上下がったのは、2023年1月24日(16時:10.4℃→17時:4.4℃)以来です。

あす17日月曜の明け方にかけて、大気の不安定な状態が続く見込みです。急な雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。

ゲリラ雷雨の前兆

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の可能性がありますので、ご注意ください。