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寒冷前線が日本付近を南下中です。午後11時までの最大瞬間風速は、石川県羽咋市で28.5メートル、稚内空港で25.7メートル、羽田空港で20.6メートルを観測しました。今夜にかけて全国的に強風に注意が必要です。また、北海道は暴風に警戒してください。

各地で南風強まる 最大瞬間風速は羽田空港で20メートル超

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きょう12日は、日本付近を寒冷前線が南下中です。
実況天気図を見ると、等圧線の間隔が狭くなっていて、各地で風が強く吹いています。

午後11時までの最大瞬間風速は、石川県羽咋市で28.5メートル、稚内空港で25.7メートル、羽田空港で20.6メートルを観測しました。今夜にかけて強風に注意、警戒が必要です。

前線通過時の突風に注意 次第に北風に変わって寒く 黄砂も

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今夜にかけて日本付近を寒冷前線が南下する見込みです。
雨が降るのは、短い時間になりそうですが、一時ザっと強まる所もあるでしょう。

また、前線通過時は突風が吹くおそれがあり、注意が必要です。

全国的に風の強い状態が今夜にかけて続くでしょう。特に、北海道の日本海側北部では、きょう12日朝から夕方にかけて、南西の風が非常に強く吹く見込みです。暴風に警戒してください。

日本海側から次第に北風に変わるため、気温も一気に下がりそうです。
夜は風を通しにくい服装をするなど、気温の変化にもご注意ください。

また、きょう12日は、すでに西日本を中心に黄砂が観測されていますが、上空の強い風に乗って、このあと黄砂の範囲が広がってきそうです。
見通しが悪くなる可能性がありますので、車の運転などはご注意ください。

非常に強い風って どんな風?

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非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km~110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢などは飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。