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きょう12日は水星が東方最大離角となり、今年一番の観察のチャンス。この日前後に、日の入り後の西の低い空で見つけやすくなります。

水星 東方最大離角

きょう12日は、水星が東方最大離角(内惑星が太陽から最も離れて見える時・地球から見て内惑星が太陽の東側)となり、日の入り後の西の低い空で見つけやすくなります。

東京における日の入り30分後の水星の高度は、きょう12日が最も高く12度台で、10度を超える期間は4月18日まで。他の地域でも大きな違いはなく、水星を観察できるでしょう。特に今回は、水星よりも少し高い空に金星が明るく輝いて見られます。この金星を目印に探すと、水星を見つけやすいです。

低い空に見えるため、西から西北西にかけて開けている場所で観察しましょう。雲のない、良く晴れた日が観察には最適です。夕焼けが残る空で水星が探しづらい時には、双眼鏡を使うと探しやすくなります。ただし、双眼鏡を使う際は、太陽が沈んでから観察してください。

今夜の天気

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今夜は広い範囲で晴れるでしょう。九州から東海、北陸、東北、北海道は天気が回復して、水星を観察するチャンスです。夜は朝よりも気温が低くなる所が多く、ヒンヤリした西または北よりの風が吹くでしょう。ジャケットやコートなど、羽織るもので調節をしてください。

一方、前線の影響が残る関東は、所々で雨が降るでしょう。天体観察にはあいにくの天気となりそうです。