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きょう11日火曜は、九州~東北にかけて最高気温25℃以上の夏日続出、今年初めて全国で夏日が100地点を超えました。東北では福島市などで今年初の夏日、東京都心は今年2回目の夏日に。この先も高温傾向が続く見込みです。まだ、暑さに体が慣れていないため、4月でも熱中症に注意が必要です。

九州~東北まで所々で夏日 東北は今年初夏日も

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きょう11日火曜は、全国的に晴れて、たっぷりの日差し+強い南風で、九州~東北にかけて最高気温25℃以上の夏日続出。今年初めて全国で夏日が100地点を超えました。

全国で一番気温が上がったのは、富山県魚津市で28.1℃と、沖縄県那覇市(26.3℃)より高く、7月上旬並みとなりました。2位が富山県富山市で27.8℃など、高い気温の上位5地点が全て、富山県や石川県など北陸地方となりました。

その他、東京都心25.0℃と、今年2回目の夏日。鳥取県米子市26.7℃、福井県福井市25.3℃、金沢市26.3℃など、日本海側中心に夏日が続出となりました。また、福島県福島市26.2℃など、東北では今年初めて夏日に。本県水俣市、奈良県奈良市、長野市、小田原市、さいたま市、熊谷市など、九州~東北の所々で夏日となりました。福岡市、大阪市、名古屋市はともに24.0℃と、夏日一歩手前まで上がりました。

仙台市22.9℃、青森市21.2℃、旭川市17.7℃など、東北や北海道でも所々で今年一番気温が高くなりました。

また、一日の気温差が20℃以上と大きくなった所もありました。群馬県みなかみ町藤原では、最低気温0.7℃、最高気温22.3℃と、朝と日中で22℃くらい差がありました。みなかみ町藤原では、おととい9日日曜は13センチも一気に雪が積もり、日中も気温は5℃くらいまでしか上がりませんでしたが、その2日後のきょう11日火曜は20℃超えと、一日の気温差に加え、日々の気温差が大きくなっています。

この先も高温傾向

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この先も、季節先取りの暑さが続く見込みです。九州~関東では、20℃以上の日が多く、特に、来週17日月曜から5日間程度は、九州や中国・四国で、気温が平年よりかなり高くなるとして「高温に関する早期天候情報」が発表されています(4月10日発表)。

かなりの高温の基準は、地域によって異なりますが、九州北部では5日間平均気温平年差+2.1℃以上です。農作物の管理など、ご注意下さい。

暑くなる前から始めよう 熱中症予防

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。

② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。

③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。