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北日本、東日本、西日本では、4月中旬にかけて気温が平年よりかなり高くなる可能性があります。ただ、8日から9日は一時的に寒気が流れ込んで、寒の戻りとなる所があるでしょう。6日発表の最新の1か月予報です。

この先1か月の天候のポイント

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この先1か月の天候は、「気温」に特徴があります。
暖かい空気が流れ込みやすいため、向こう1か月の気温は、北・東・西日本で高く、沖縄・奄美で平年並みか高いでしょう。特に、北・東・西日本では、4月中旬にかけて気温がかなり高くなる可能性があります。

日照時間は全国的に平年並みの見込みです。

降水量は平年並みの所が多いですが、沖縄・奄美では、低気圧や前線の影響を受けにくいため、平年並みか少ないでしょう。

1週目(4月8日~14日)のポイント

春らしく、天気は数日の周期で変わりますが、比較的晴れる日が多い見込みです。気温は北日本、東日本で平年より高いでしょう。ただ、8日から9日は、上空に強い寒気が流れ込むため、8日夜から9日朝にかけて、東北南部や関東甲信および北陸の標高の高い地域で雪が降りそうです。雪の積もる所もありますので、峠道など車の運転は路面状況の変化に注意が必要です。

西日本や沖縄・奄美も気温は平年並みか高い見込みです。こちらも8日から9日頃は一時的に寒の戻りがありますので、うっかり薄着で過ごして体を冷やさないよう、お気をつけください。

2週目(4月15日~21日)のポイント

天気は数日の周期で変わりますが、北・東・西日本では気圧の谷や暖かく湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。

沖縄・奄美も含めて、全国的に暖かい空気が流れ込みやすく、気温は平年より高いでしょう。季節先取りの「暑さ」となり、晴れれば汗ばむ陽気の日もありそうです。北海道や東北、北陸は14日頃から、関東甲信から九州北部は15日頃からかなり高くなる可能性があるとして、きょう6日(木)に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。農作物の管理等に注意してください。

3~4週目(4月22日~5月5日)のポイント

全国的に天気は数日の周期で変わり、北日本の太平洋側と、東日本、西日本では平年と同様に晴れる日が多いでしょう。紫外線が強まってくる時期ですので、ゴールデンウィークなど、晴れる日に屋外の行楽を楽しむ際は、紫外線対策が必要です。

季節先取りの高温はようやく落ち着き、気温は平年並みに戻る見込みです。とはいえ、例年でも九州から関東では最高気温が20℃を超えてくる時期ですし、25℃以上の夏日になることも珍しくありません。今のうちから少しずつ運動するなど、汗をかく機会を増やして、暑さに慣れておく(=暑熱順化)とよさそうです。

一方で、一時的に寒気が流れ込んで日々の気温変動が大きくなったり、一日の中で気温差が大きくなったりすることも考えられます。羽織るものなど、調節しやすい服があるとよさそうです。

北日本・・・北海道、東北
東日本・・・関東甲信、北陸、東海
西日本・・・近畿、中国、四国、九州