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きのう3日(月)気象庁より3月の天候のまとめが発表されました。それによりますと、3月の平均気温は1946年の統計開始以来、北日本と東日本で1位、西日本で1位タイの高い気温となりました。このため、この冬の降雪量も例年に比べ少なくなっている所が多くなっています。4月も平均気温の高い状態はしばらく続きそうです。

105の地点で月平均気温の1位を更新

きのう3日(月)に気象庁から発表された、3月の天候まとめによりますと、3月の平均気温が北日本と東日本でともに平年より3.4℃高く、1946年の統計開始以来、最も高い気温となりました。西日本も平年より2.4℃高く、最も高い気温に並びました。

この高温の原因は、例年に比べ、寒気の流れ込みが少なかったことと、南から暖かい空気が流れ込みやすかったことによります。

詳しい地点で見ると、北海道の雄武町と紋別市は平年より4.5℃高く、盛岡市と前橋市は平年より4.3℃高くなりました。東京も平年より3.5℃高く、105地点でこれまでの平年気温の最も高い記録を更新しています。

この冬は降雪量も少ない

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この暖かさににより、この冬の降雪量も広い範囲で平年より少なくなっています。図は昨年11月1日~3月31日までの累積降雪量の平年比ですが、広い範囲で、平年より少ない青系の色が目立っています。

昨年12月に強い寒波の襲来で記録的な大雪になった所もありましたが、年明け以降は、寒気は流れ込みは少なく、冬全体でみると雪の量が少ないシーズンだったと言えそうです。

ただ、新潟市は平年比138%、函館市114%、石川県輪島市107%など、雪が多く降った所もあり、住む地域によっては感じ方は違うかもしれません。

4月の気温傾向は?

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先週発表された、1か月予報によると、平均気温は、北日本で4月の終わりにかけて高く、東日本と西日本も月の中頃まで高い予想です。ただ、この期間、常に高い気温というわけではなく、気温の上下はありそうです。また、朝晩は空気がヒンヤリするでしょう。この時期は、気温の変化が大きい季節でもあります。服装で上手に調整するなど、体調管理にご注意ください。

農作業を行う方も、高温や、朝晩の冷え込みによる遅霜に注意が必要です。