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新年度がスタートしても、花粉のピークはまだまだ続きます。4日火曜は、仙台~福岡の広い範囲で、花粉の飛ぶ量は、一番上のレベルの「非常に多い」予想です。週末にかけても、万全な花粉対策の必要な日が多くなりそうです。

4日火曜 花粉は「非常に多い」 東北はスギ中心 関東から西はヒノキも

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4日火曜は、東北から九州にかけて広く晴れて、昼間は快適に過ごせる陽気の所が多いでしょう。

そのため、新年度がスタートしても、まだまだ、スギやヒノキの花粉が大量飛散しそうです。各地の花粉の飛ぶ量は、仙台・東京・名古屋・大阪・福岡では、いずれも一番上のレベルの「非常に多い」予想となっています。

ただ、「地方によって、飛ぶ花粉の種類が違う」というのがポイントです。

東北ではスギがメインですが、関東から西ではヒノキの花粉も多く飛ぶでしょう。九州では、花粉のほとんどが、ヒノキの予想です。それぞれ症状がでる方は、万全な対策が必要です。

さらに、5日水曜と6日木曜も、広い範囲で、花粉の飛ぶ量は「非常に多い」予想です。7日金曜と8日土曜は、花粉の飛散は少しおさまりますが、9日日曜は、また「非常に多い」レベルの所が増えそうです。

花粉のピークは、まだ続きますが、花粉が多く飛ぶ時間帯は、特にしっかりと対策したいものです。

花粉が多く飛ぶ時間帯は?

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花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わりますが、都市部の場合、一般的には「昼前後」と「日没後」に多くなるといわれています。

これは早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミングが「正午ごろ」であること、そして日中、上空高くまで舞い上がった花粉は日没のタイミングで地表付近まで降りてくるためと考えられています。

花粉症の方は、すでに対策を心がけていらっしゃると思いますが、新年度を機会に、いま一度、ご自分の対策を見直してみてはいかがでしょうか。

帰宅後の花粉対策 室内の花粉を減らすために

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花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。

① 花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。感染症対策として、換気をする機会も多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

② 床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。

③ 花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。