メイン画像
メイン画像

九州から東北にかけての広い範囲に「霜注意報」が発表されています。あす29日(水)朝にかけて、冷え込みが強まるため、農作物の管理にご注意ください。

九州から東北にかけての広い範囲に「霜注意報」

きょう28日(火)は、関東は冷たい雨で気温が上がりにくくなりましたが、広い範囲で晴れて、全国的に4月並みの暖かさとなりました。
今夜からあす29日(水)朝にかけては、「強い冷え込み」に注意が必要です。

午後3時45分現在、九州から東北にかけての広い範囲に「霜注意報」が発表されています。
あす29日(水)朝にかけて、冷え込みが強まるため、農作物の管理にご注意ください。農作物は、防霜ネットを使用するなど、対策をなさってください。

霜注意報とは

画像B
画像B

霜注意報は、秋や春に、気温が下がって、早霜や遅霜が発生することにより、農作物や果実の被害が発生するおそれがある時に、発表されます。

実際、霜は、秋や春だけでなく、冬にも発生します。ただ、冬に霜がおりるのは当たり前ですし、冬は外で栽培される農作物や果実が少ないので、冬には霜注意報が発表されないのです。

霜注意報が発表される期間や基準は、地方によって、少しずつ違います。例えば、東京地方では「4月10日~5月15日 最低気温が2℃以下」、大阪府では「4月15日以降 最低気温4℃以下」、福岡県では「11月20日までの早霜 3月15日からの遅霜 最低気温3℃以下」です。

なお、気温が観測される高さは、地上1.5メートルで、予想気温もこの高さの値を予想しています。ただ、寒い日に外に立っていると、足元から冷えてくるように、地面近くはもっと気温が低くなります。そのため、最低気温が3℃くらいでも、地上付近は0℃近くまで下がるので、霜が降りるのです。

霜注意報が発表されたら、農作物や果樹の管理に、十分お気をつけください。

あす29日朝が冷え込みピーク

画像C
画像C

あす29日(水)朝にかけてが冷え込みのピークとなりますが、内陸部では30日(木)以降も、朝は5℃を下回る冷え込みが続く見込みです。
朝晩と日中で気温差が大きい時期です。予想最低気温にも注目して、服装は時間帯によって調節しやすくするなど、体調管理にご注意ください。