メイン画像
メイン画像

あす29日から4月の初めにかけて、晴れる日が多くなるでしょう。九州から関東、東北にかけては、連日花粉が「非常に多く」飛散する見込みです。今週土曜日から4月がスタートしますが、新年度も花粉の対策が欠かせないでしょう。

あす29日 どこにいっても花粉飛散量「非常に多い」

画像A
画像A

九州から近畿にかけては、スギ花粉の飛散ピークは越えて、ヒノキがピークを迎えています。関東など東日本では、スギ花粉がまだ大量に観測される中、ヒノキ花粉の飛散量が増えてきました。東北ではスギのピークが続いています。

あす29日(水)は、九州から東北にかけて、どこに行っても花粉の飛散量が「非常に多い」見込みです。きょう28日(火)は冷たい雨の降った関東も、日中は雨がやんで、花粉が大量飛散となるでしょう。

4月はヒノキのピーク

画像B
画像B

九州から近畿にかけて、スギ花粉の飛散は小康状態となり、4月上旬にかけてヒノキのピークが続くでしょう。
東海や関東は、ますますヒノキの花粉飛散量が増えて、4月中旬にかけてピークとなりそうです。スギ花粉の飛散は、4月にはピークは越えますが、飛散は続くため注意が必要です。

東北はスギ花粉のピークとなっていますが、4月に入ると次第に落ち着いてくるでしょう。

「花粉大量飛散」が続く 新年度もしっかり対策を

画像C
画像C

この先、4月初めにかけて、晴れる日が多く、気温は平年並みか平年を上回る暖かい日が多いでしょう。
東京は、あす29日(水)夜から30日(木)朝まで雨雲のかかる時間はありますが、日中は雨の降ることはなく、花粉が一気に飛散する見込みです。
1日(土)、2日(日)は、太平洋側で雲が広がりやすく、雨の降る所がありそうです。

九州から関東、東北にかけては、連日花粉が「非常に多く」飛散する見込みです。
今週の土曜日から4月がスタートしますが、新年度も花粉の対策が欠かせないでしょう。花粉症の方は、できる限り、体内に花粉が入らないように気をつけてお過ごしください。

花粉が飛びやすい条件

画像D
画像D

花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③ 「雨の翌日や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。