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きょう23日(木)、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。この先1か月も高温傾向が続く見込みで、桜の開花や満開の時期は、平年より大幅に早まる所もあるでしょう。日照時間は広い範囲で平年より少なく、東日本や北日本の太平洋側など、平年より雨量が多くなる可能性も。

数値予報モデルによる予測結果

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きょう23日(木)、気象庁は最新の1か月予報を発表しました。

1か月平均の地上気圧(左図)は、大陸で平年より低く、千島の東で平年より高く、日本付近への寒気の流れ込みは弱いでしょう。
日本付近は、東海上の高気圧と黄海付近の高気圧の間の気圧の谷となっており、北・東日本太平洋側を中心に、低気圧や前線の影響を受けやすくなりそうです。

上空約1500mの気温(右図)は、千島付近から日付変更線にかけて平年より顕著に高く、北日本を中心に日本付近は暖かい空気に覆われやすい見込みです。

高温傾向が続く 桜の開花や満開も記録的に早い

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この先1か月も高温傾向が続き、平均気温は全国的に平年より高い見込みです。
特に、4月上旬にかけて気温が平年よりも高くなり、日中は上着いらずの暖かさとなる所が多くなりそうです。

すでに今シーズン、桜の開花が発表された地域では、観測史上最早に並ぶ地点が続出しています。これから発表される所でも、桜の開花、満開ともに平年より早く、大幅に早まる所もあるでしょう。

九州から関東にかけては、4月を待たず、3月中に桜が満開を迎える所が多くなる見込みです。

いよいよ桜前線は東北を北上しますが、仙台で3月25日(土)、新潟で28日(火)、青森では4月11日(火)に、いずれも観測史上最早の開花となるでしょう。北陸や東北ではほとんどの地点で、平年より10日以上早く開花する見込みです。
4月後半は、北海道でも開花し、函館では4月22日(土)、札幌では24日(月)に開花するでしょう。

降水量 東・北日本太平洋側、沖縄・奄美で平年並みか多く 周期的に大雨も

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この先1か月は、低気圧や前線の影響を受けやすくなる見込みです。
日照時間は広い範囲で平年より少なく、春の日差しは控えめとなりそうです。

東日本や北日本の太平洋側、沖縄・奄美では、降水量が平年並みか平年より多くなる予想が出ています。

きょう23日(木)は、四国で3月として記録的な大雨となった所もありましたが、暖かくなって、大雨が降りやすいシーズンです。
また、3月から4月へ、年度が替わるタイミングでイベントも多い季節、雨が予想される日には、どんな雨の降り方が予想されるか、強まる時間帯などを確認して、注意しながらお過ごしください。