メイン画像
メイン画像

22日、沖縄本島地方に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。本島北部では「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。

沖縄本島地方で「線状降水帯」による非常に激しい雨

きょう22日、沖縄本島地方に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。本島北部では「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっています。

本島北部では22日朝にかけても活発な雨雲がかかり、多い所で1時間80ミリの猛烈な雨が降る見込みです。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水にも警戒が必要です。

「線状降水帯」とは

画像B
画像B

「線状降水帯」とは、積乱雲(発達した雨雲)が、線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される、非常に強い雨のエリアです。

1つ1つの積乱雲は、雨を降らせると、たちまち消滅してしまいますが、「線状降水帯」は、 次々に発生した積乱雲が、数時間にわたって、ほぼ同じ場所を通過・停滞するため、長い時間、非常に強い雨が降り続きます。「線状降水帯」が発生すると、大きな災害の要因となる集中豪雨を引き起こすことがありますので、土砂災害や河川の増水に、特に警戒が必要です。

土砂災害に厳重警戒

画像C
画像C

自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。

なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。