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北アメリカでは、冬の嵐になっています。日本では、きょう18日は寒の戻りになっている地域もありますが、今後、21日から25日をピークに季節先取りの暖かさになるでしょう。

北アメリカ 19日にかけて冬の嵐

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北アメリカでは、17日(現地時間)、五大湖付近を低気圧が通過し、上空1500メートル付近でマイナス10℃以下の強い寒気が流れ込んでいます。19日(現地時間)にかけて、冬の嵐でしょう。

アメリカ国立気象局によると、ミシガン州やニューヨーク州のタグヒル高原など、総降雪量は、多い所で8インチ(約20センチ)を超える可能性があります。

北半球の大気の流れ スパイラル状に

一番上の図は、3月12日から16日の上空の大気の流れです。
北極から北ヨーロッパ、さらに北アメリから太平洋の熱帯域にかけて青色で、高度が低くなっています。一方、日本の東海上から日本付近、さらにユーラシア大陸にかけて赤色で、高度が高くなっています。大気の流れは、北極を中心に、右回りのスパイラル状の高度パターンになっていることがわかります。
これは、北アメリカ付近には寒気が流れ込みやすく、日本付近は暖かい空気に覆われやすいパターンです。

大気の流れは、ひとたびスパイラル状になると、しばらく持続します。
今後、北極を中心とした右回りのスパイラル状の高度パターンは、25日頃にかけて続く見込みです。

日本では季節先取りの暖かさに 高温のピークは21日~25日

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日本では、きょう18日は、寒の戻りになっている地域もありますが、一時的です。

あす19日から広く春らしい気温になるでしょう。次第に日本の南で、高気圧の勢力が強まり、南高北低の気温が上がりやすい気圧配置になることもあり、21日から25日をピークに、季節先取りの暖かさになる見込みです。

気象庁は16日に早期天候情報を発表し、全国的に22日頃から5日間の平均気温はかなり高くなるため、農作物の管理や積雪の多い地域では雪崩に注意するよう呼びかけています。

なお、北アメリカでは、日本が高温のピークになる頃にかけて、寒気が流れ込みやすいでしょう。