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きょう11日とあす12日は、花粉が大量飛散。ヒノキ花粉も飛び始めていて、花粉の飛散量は、しばらくは連日のように「非常に多い」「多い」予想。スギ花粉のピーク後は、ヒノキ花粉の飛散がピークになりそう。

週明け 一時的に飛散量減少

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来週にかけても、花粉の飛散量は「非常に多い」「多い」ランクの日が連日のように続きそうです。スギ花粉がピークとなる中、ヒノキ花粉が飛び始めています。万全の対策をしてください。

きょう11日(土)も日差しで気温がグンと上がります。九州から関東では最高気温が20℃を超える所が多く、大阪では24℃と5月下旬並みの陽気でしょう。12日(日)の日中も晴れる所が多く、今週末は九州から東北で大量飛散となりそうです。

13日(月)は全国的に雨が降るため、花粉の飛散量は抑えられますが、一時的でしょう。14日(火)は天気が回復して、広島でも「非常に多い」ランクになっています。

スギ花粉飛散のピークは、福岡で3月上旬まで、高松や広島、大阪、名古屋では3月中旬まで、金沢、東京、仙台では3月下旬までの予想です。スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉のピークを迎える所が多くなりそうです。

ヒノキ花粉のピークは、 福岡や広島では3月下旬から4月上旬、高松では3月下旬から4月中旬、大阪と名古屋では4月上旬から中旬、東京では4月上旬から下旬にかけてとなるでしょう。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。

外出時の花粉対策

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
マスクを使用することで、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

帰宅後の花粉対策

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外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。

花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。