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この先一週間は、周期的に雨が降る見込みです。雨で一時的に花粉の飛散が落ち着くタイミングはあるものの、九州~関東にかけて花粉の飛散量は「非常に多い」日が続くでしょう。東京都心の花粉飛散量は、予測最大値の5%を超えたばかり。花粉のシーズンはまだ先が長そうです。

雨で落ち着くのも一時的 あす10日も花粉大量飛散

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この先一週間は、低気圧や前線が日本付近を通過するため、周期的に雨が降る見込みです。
きょう9日(木)は西日本で、あす10日(金)は東日本や東北でも雨や雷雨の所があるでしょう。
その後、12日(日)は再び西から天気が下り坂となり、13日(月)にかけて広い範囲で雨となりそうです。

雨が降ると、一時的に花粉の飛散が落ち着くタイミングはあるものの、あす10日(金)以降も九州から関東にかけて花粉の飛散量は「非常に多い」日が続く見込みです。スギの飛散は広範囲で最盛期を迎えています。
また、ヒノキも九州や四国、東海を中心に飛散していますので、ご注意ください。

東京都心の花粉飛散量 予測最大値の5%を超えたばかり

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東京都福祉保健局が発表する東京都アレルギー情報navi.によると、東京都心(千代田区)の花粉飛散量は、これまでのところ、まだ今シーズンに飛散すると予想される最大値のうちの「5%を超えたばかり」です。青梅市は3割に届いておらず、町田市は3割を超えたところです。
※グラフ内のデータは、1月4日以降、千代田区、葛飾区、杉並区、北区、大田区の情報は2月27日まで、青梅市、八王子市、多摩市、町田市、立川市、府中市、小平市は3月8日までの情報です。

今シーズンは花粉の大量飛散が予想されていますが、まだ観測された花粉の合計数は少なくなっています。今がスギ花粉の最盛期となっていますが、ピークは長続きし、花粉のシーズンはまだ先が長そうです。
花粉症の方は、できる限り対策を行って、少しでも快適に過ごせるようにしましょう。

外出時の花粉対策 コンタクトよりメガネを使用

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花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。以下のように、メガネを使用すると、眼から入る花粉を防ぐ効果が期待できます。

①メガネは、できればゴーグルタイプのもの(防御カバー付きメガネ)がおすすめですが、通常のメガネを付けるだけでも、花粉対策になります。

②メガネを使用しない場合に比べて、通常のメガネを使用しただけでも、眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

③コンタクトレンズを使用している方は、刺激を少なくするために、花粉の時期にはメガネに替えた方が良いと考えられています。