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あす9日から10日にかけて、西日本から東日本を中心に大気の状態が非常に不安定に。日本海側ほど、雨が急にザっと強まったり、落雷や竜巻などの突風のおそれも。また、雪の多い所では雪解けが進み、雪崩発生のリスクが高まるため、注意が必要です。

あす9日~あさって10日 前線や低気圧通過 大気の状態が「非常に不安定」

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きょう8日(水)は、各地でよく晴れて、4月から5月並みの季節外れの暖かさとなりました。
午後3時までの最高気温は、仙台市で22.0℃まで上がり5月下旬並みに。東京都心で21.3℃、金沢市で20.4℃、福岡市で20.9℃まで上がるなど、上着が邪魔になるくらいの暖かさでした。

あす9日(木)からあさって10日(金)にかけて、日本付近を前線や低気圧が通過するため、天気は西から下り坂です。前線通過後には、上空に寒気が流れ込む見込みです。

あす9日(木)は西日本を中心に、あさって10日(金)は、東日本を中心に大気の状態が「非常に不安定」になるでしょう。

あす9日 西から次第に雨エリア広がる 雷・竜巻などの突風のおそれも

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あす9日(木)は、西から次第に雨の範囲が広がる見込みです。

九州や四国は昼前後から、中国地方は夕方から雨が降りだすでしょう。雷を伴って、ザっと雨脚が強まる所もありそうです。落雷や竜巻などの突風のおそれもあります。
朝は日が差す所が多いですが、日差しに油断せず、お出かけには丈夫な傘をお持ちください。

近畿や東海、北陸も天気は下り坂で、あす9日(木)夜から雨が降りだす見込みです。

10日は東日本中心に急な強い雨や雷雨に注意

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あさって10日(金)、西日本の雨は、朝にはやむ所が多い見込みです。

東海や北陸は雨で、雷を伴う所もあるでしょう。
また、関東も10日(金)は午前と午後の2回、にわか雨や雷雨のタイミングがありそうです。局地的に雨が強まることもありますので、通勤通学の際にはご注意ください。

低気圧が近づく北海道や東北も、10日(金)は広い範囲で雨が降るでしょう。
気温が高いため、雪の多い所では、雪崩や融雪による洪水などのリスクが高まります。

バックカントリーと呼ばれる整備されていない雪山で、手付かずの自然の中を滑走するスキーやスノーボードが人気を集めていますが、この冬もバックカントリーでの遭難が相次いでいます。コースの外に出るなど、無理な行動は控えてください。

最新の情報 どこを見たら 何がわかる?

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最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。

③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。