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週末にかけて、各地で季節先取りの暖かさが続く見込みです。東京都心など連日、最高気温が20℃前後。北陸や北日本も4月並みの気温に。花粉大量飛散やなだれに注意。週明けは一転、荒天のおそれ。13日(月)は全国的に雨・風強まり、春の嵐に。その後は一時的に寒気が入り、寒の戻りがありそうです。

週末にかけて季節先取りの暖かさ続く

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この先、週末にかけては晴れる所が多いでしょう。9日(木)~10日(金)は、気圧の谷の影響で北日本では雨や雪が降り、東日本や西日本でも一時、雨の降る所があるでしょう。ただ、雨量は少ないため、九州~東北にかけて花粉の大量飛散が続く見込みです。10日(金)は、九州~東北にかけて黄砂も飛来する可能性があるため、対策は万全に行いましょう。多雪地では、引き続き、なだれや落雪、道路の冠水などに注意が必要です。

週末にかけて、全国的に気温は高く、東京都心など関東~九州では、連日のように最高気温が20℃前後まで上がり、9日(木)の東京は22℃と5月並み、大型連休頃の陽気となりそうです。

ちなみに、東京都心で3月前半(1日~15日)に、最高気温が20℃以上が3日連続となれば、2013年以来10年ぶり(1位タイ)。4日連続なら1876年の統計開始以来、初めてという事になります。

週明け 13日(月)は荒天の恐れ

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週明け13日(月)は、荒天の恐れがあるため注意が必要です。

日本海と本州の南岸を前線を伴った低気圧が東進する予想です。南北に立つように低気圧や寒冷前線に伴う雨雲が発達し、前線近傍では大気の状態が非常に不安定になりそうです。寒冷前線が南北に立って延びている時は、寒冷前線の東側では南からの暖気が一気に北上、西側では北からの寒気が一気に南下するため大雨など激しい現象が発生しやすくなるため注意が必要です。特に、太平洋側で雨雲が発達する恐れがあります。雨が降る時間は短いものの、短時間強雨や竜巻などの突風の恐れがあるため注意が必要です。まだ、予想にはブレがあるため、最新の予報をこまめに確認して下さい。

一時的に寒の戻りか

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13日(月)の雨のあと、一時的に寒気が入ります。平地で雪の目安(上空1500メートルでマイナス6℃)が西日本から北陸にかけて入る見込みです。14日(火)は週間予想の数字以上に気温が下がる可能性があります。

桜開花頃 毎年のように寒の戻り

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来週は、九州~関東で桜が開花する予想ですが、桜が開花する頃、毎年のように寒の戻りがあります。昨年(2022年)は、東京の桜は3月20日に開花(平年:3月24日)しましたが、その2日後に東京で「みぞれ」を観測。この日の正午の気温は、東京都心1.9℃と、咲いた桜にとっては試練の凍える寒さとなりました。

また、2020年の東京の桜の開花は3月14日と、2021年と同じ観測史上最も早い開花となりましたが、みぞれが降る中での開花となりました。8日後の22日には満開となりましたが、満開後の29日には東京都心で1cmの積雪を観測しています。

今週は、各地で記録的な暖かさとなりますが、来週は一時的に寒の戻りがあり、寒暖の変化が大きくなる可能性があるため注意が必要です。