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関西では、スギ花粉の飛散が最盛期を迎えています。向こう一週間は晴れる日がほとんどで、昼間の気温は平年を大幅に上回る日が多いでしょう。空気も乾き、スギ花粉が「非常に多く」飛ぶ日が多い見込みです。花粉症の方は、万全の対策を続けてください。

最高気温は20度以上の日も 新緑のころの陽気か

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関西では、これから週末11日(土)にかけて、穏やかに晴れる日が多い見込みです。次の週明け13日(月)は広く雨が降りますが、それまでは空気の乾いた状態が続くでしょう。
気温は平年より高い日がほとんどで、桜の時季を通り越して新緑を迎えるころの暖かさとなる日もありそうです。気温が高く、空気も乾燥すると花粉がより飛びやすくなるため、スギ花粉にアレルギーがある方は、眼鏡やマスク、帽子を身につけるなど、念入りな対策をなさってください。

一方で、あさって8日(水)にかけては朝の冷え込みが強く、一日の寒暖差が大きいでしょう。内陸部では遅霜の恐れがありますので、農作物の管理に注意が必要です。

霜のおりる条件は?

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「霜」とは、大気中の水蒸気が、地面や植物の葉の表面などに集まって凍った「氷の結晶」です。霜のおりる条件は、大きく2つあります。

1つは天気で、夜から朝にかけて穏やかによく晴れた時です。風が強かったり、雨や雪が降ったりした時は、地面付近がなかなか冷えないため、気温が低くても霜がおりない場合があります。

もう1つは気温で、目安は3℃~4℃以下まで下がった時です。ただ、気温が3℃~4℃以下だと、「氷の結晶」である霜がおりる寒さとは思えないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでポイントとなるのが、気温を観測する高さです。気象庁では、気温を観測する基準を、地面から1.5メートルの高さと定めています。さらに、予想気温も、地面から1.5メートルの高さが基準となっています。ただ、冷えこんだ朝は、ずっと立っていると足元から寒く感じられるように、冷たい空気は重いので、地面近くに溜まりやすくなります。そのため、地面から1.5メートルの高さで気温が3℃~4℃以下でも、地面近くでは0℃以下となり、霜がおりるのです。

春の「おそ霜」は、農作物に被害をもたらすおそれがあります。霜がおりると予想される時には、早めの対策を心がけてください。