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関東は7日(火)からはおおむね晴れて、季節先取りの暖かさになるでしょう。スギ花粉がピークを迎え、大量飛散となっています。今年の花粉の飛散量は例年の2倍程度の予想となっており、この先もピークが続くため、万全な対策が必要です。

7日(火)から4月並みの暖かさ

関東地方は、6日(月)は昼頃まで所々で雨が降るでしょう。日中は南部を中心に晴れ間がでる見込みです。最高気温は13℃くらいで、平年並みでしょう。

7日(火)からは晴れる日が多く、暖気が流れ込むため、気温がグンと上がります。最高気温・最低気温ともに平年を上回るでしょう。日中は20℃くらいまで気温が上がり、4月並みになる見込みです。春本番の暖かさで、昼間は上着がいらないくらいの陽気でしょう。

東京都内のスギ花粉 大量飛散中 ヒノキ花粉も飛散開始

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関東でもスギ花粉はピークを迎えており、大量飛散となっています。また、東京都内ではヒノキ花粉も飛散開始となり、少ないながらも飛散しています。

上のグラフはスギ・ヒノキ花粉の飛散量(1月4日~3月2日までの累積の値)の今年と去年の比較です。(東京都福祉保健局「東京都アレルギー情報navi.」のデータより、スギ林の多い多摩地方(青梅と多摩)のデータをもとに作成)

今年のこれまでの花粉の飛散数は去年と比べるとかなり多くなっているのが分かります。特に、3月2日(木)には青梅で3122.2個/cm2の花粉が観測されるなど、大量飛散となっています。

この先も大量飛散 スギ花粉のピークは3月下旬にかけて続く

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今年の関東甲信の花粉の飛散量は例年の2倍程度と予想されています。

この先1週間も、花粉の飛散量は広く一番多いランクの「非常に多い」日が続くでしょう。

スギ花粉のピークは3月下旬頃にかけて続く予想です。大量飛散が見込まれるため、ピークが長引く可能性があります。スギ花粉のピークが終わる頃になるとヒノキ花粉がピークを迎えます。ヒノキ花粉の飛散のピークは4月上旬から下旬にかけてとなるでしょう。

しばらく花粉シーズンが続きます。花粉症の方はマスクやメガネで対策をなさってください。

帰宅後の花粉対策

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外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。

花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。