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この先、最高気温・最低気温ともに平年より高い日が多く、季節先取りの暖かさになるでしょう。積雪の多い所では融雪災害に注意。スギ花粉はピークが続くため、万全な対策を。高温傾向で、桜の開花も早まりそうです。この先2週間の天気と気温の傾向です。

晴れる日が多いが9日~13日頃は所々で雨

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4日(土)から本州付近は広く高気圧に覆われるでしょう。8日(水)にかけて晴れる所が多くなりそうです。たた、九州では8日(水)は雨が降る予想です。

9日(木)から13日(月)にかけては気圧の谷や湿った空気の影響で、晴れ間はでても所々で雨が降るでしょう。お出かけには雨具があると安心です。14日(火)以降は北海道から北陸では所々で雨や雪が降りますが、関東から九州はおおむね晴れるでしょう。

高温傾向 春本番の暖かさ

最高気温・最低気温ともに平年より高い日が多くなるでしょう。特に、7日(火)から13日(月)頃は日中の気温は北海道では5℃くらい、東北や北陸は15℃くらいになる見込みです。関東から九州は20℃くらいまで上がり、上着がいらないくらいの暖かさの日があるでしょう。4月並みの所が多く、季節先取りの暖かさになりそうです。14日(火)からは平年並みの日が多くなるでしょう。

積雪の多く残る所では雪解けが進みますので、雪崩や屋根からの落雪、道路の冠水などにご注意ください。

スギ花粉のピークが続く

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広くスギ花粉がピークを迎えています。関東から九州では花粉の飛散量は、連日のように「非常に多く」なる見込みです。東北南部でも本格的な花粉シーズンに入っており、6日(月)以降は花粉が「非常に多く」飛ぶでしょう。

花粉症の方は万全な対策が必要です。花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

早くも桜シーズン到来

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3月中旬にかけて、全国的に気温が平年よりかなり高くなるため、桜の開花は平年より早い所が多いでしょう。この高温傾向は東日本と北日本で顕著に予想され、これらの地域では、開花最早記録に迫る地点もある見込みです。

今年の開花は、14日(火)に福岡と高知からスタートするでしょう。16日(木)には本と宮崎、17日(金)には広島、18日(土)には長崎や佐賀、東京などで開花する見込みです。3月末までに九州から関東にかけて広く開花し、北陸や長野、東北の一部地域でも3月中に開花する所があるでしょう。

季節先取りの暖かさで、今年は桜の季節も早くやってきそうです。