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今日(28日)の北海道は、各地で気温が上がり、春の陽気となった所も多くなりました。
午後3時までの観測で、札幌では11.2度まで上がり、1877年の統計開始以来、2月としては最も高い気温を記録しました。

各地で記録的な暖かさに

今日(28日)午後3時までの最高気温は、広く8度前後で、4月上旬から中旬並みとなった所が多くなりました。道内で最も気温が高くなった紋別地方の遠軽町生田原は、11.9度まで上がりました。

札幌では11.2度を観測し、1877年の統計開始以来、2月としては最も高い気温の記録を更新しました。札幌で2月に2桁の気温となったのは、54年ぶりのことです。
その他にも、渡島地方の北斗は11.5度、オホーツク海側の北見は10.7度、根室地方の中標津は9.0度など、札幌を含め道内アメダス29地点で2月の最高気温の記録となりました。

この高温はいつまで続く?

上空の暖かい空気のピークはいったん今日(28日)までとなりますが、明日(1日)以降も平年より高めの気温となる日が多くなるでしょう。この先1週間の最高気温は、広く5度前後まで上がり、再び2桁の気温となる所もありそうです。

ぽかぽか陽気となる日が増えていきますが、その分雪解けは進みやすくなります。融雪による土砂災害、なだれなどには十分注意し、特に気温が上がる日は、傾斜地などには近づかないように注意してください。また、屋根から落雪の危険もあるため、外出の際は軒下などを歩かないように心がけるとよいでしょう。
雪解けの進みやすい日中は、道路には大きな水たまりができる恐れもあります。ドライバーの方は歩行者の近くを通る時は減速するなど泥ハネに注意し、優しい運転を心がけてください。歩行者の方は、横断歩道で信号を待つ際に、一歩後ろに下がって待つとよさそうです。