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きょう28日は、朝にかけて冷え込みが強まり、全国のアメダスの約6割で冬日に。一方、日中は春本番の暖かさとなり、朝と日中との気温差は15℃以上になる所も。積雪が多い地域では雪解けにご注意を。

全国の約6割で冬日

きょう28日の朝も冷え込みました。最低気温(午前8時まで)が0℃未満の冬日になったのが、全国のアメダス地点の約6割で、520地点を超えました。きのう27日よりも少ないですが、寒い朝です。

全国のアメダス地点で最も気温が下がったのは、北海道十勝地方の陸別町でマイナス20.4℃(午前6時36分)でした。

朝と日中との気温差 大きい

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日中はたっぷりの日差しに加えて、暖かな南よりの風が吹くため、気温がグンと上がるでしょう。朝と日中との気温差が大きくなり、その差は15℃以上になる所もありそうです。

福岡や大阪は、朝から10℃以上も気温が上がるでしょう。最高気温は15℃を超えて、3月下旬並みの暖かさになりそうです。

東京都心は、午前6時台に気温が3.1℃まで下がりましたが、最高気温は19℃の予想。その差は15℃以上です。気温5℃で服装1枚に相当すると言われていますので、脱ぎ着のしやすい服装で調節をしてください。

札幌の最高気温は10℃と、今年一番の暖かさになりそうです。雪が多く残っている所では、雪解けが急速に進むでしょう。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。