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関東甲信では雪雲や雨雲が湧いてきました。今夜にかけて神奈川県や山梨県の山沿いでは積雪となる所があるでしょう。車の運転は積雪や路面の凍結に注意が必要です。

山沿いに雪雲や雨雲

きょう25日、日本付近は冬型の気圧配置になっていますが、関東甲信地方は上空の寒気や気圧の谷の影響を受けています。

12時半現在、関東甲信地方では所々に雨雲や雪雲がかかっています。気象庁の推計気象分布によりますと、神奈川県西部の山地では雪となっている所もあります。

山地では積雪や路面の凍結に注意

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神奈川県や山梨県の山沿いでは、今夜遅くにかけて雪や雨の降る所があり、山地(標高500メートル以上)では積雪となるでしょう。

あす26日(日)午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
(神奈川県)
西部の山地(標高500メートル以上):5センチ
(山梨県)
中北地域の山地と峡東地域の山地:1センチ
峡南地域と東部:5センチ
富士五湖:7センチ

箱根や富士五湖周辺でも積雪となる可能性があります。土曜日で、お出かけされている方も多いかと思いますが、車の運転は積雪や路面の凍結に注意が必要です。

なお、予想より降水量が多く気温が低くなった場合には、平地でも積雪となり、山地では大雪となる恐れもあります。最新の気象情報にご注意ください。

冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」

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この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。

路面の凍結 特に注意すべき所は

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雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。