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東北地方は数日の間に天気も気温も大きく変わり、冬と春が入れ替わるような状況です。注意点をまとめました。

土・日は日本海側中心に雪や吹雪 週明けは花粉前線が北上

土・日の東北地方は冬に戻ります。冬型の気圧配置が強まるため、日本海側を中心に雪が降り、山沿いの多い所では1日で30cm前後の雪が新たに降るでしょう。
上空の寒気が強まる25日(土)の夜から26日(日)の朝を中心に、太平洋側の平野部でも雪の降る所がありそうです。
各地で風も強まり、雪を伴うとふぶききます。強風や吹雪による見通しの悪さにご注意ください。
厳しい寒さも戻るため、ダウンコートやマフラー、手袋などが必要です。

一方、27日(月)から28日(火)は南から高気圧に覆われて広く晴れ、最高気温は日ごとに高くなり、日中は春の陽気になるでしょう。
ただ、朝晩は内陸を中心に冷えて1日の寒暖差が大きくなるため、体調管理に注意が必要です。
積雪の多い所では、昇温や来週後半の雨で雪解けが進むため、雪崩や川の増水、屋根からの落雪などにご注意ください。
また、花粉前線はみちのく入りして福島県内から飛び始めています。暖かくなる来週は、宮城や山形県内でも花粉が飛びやすくなりますので、症状のでる方は対策を始めると良さそうです。

そろそろ花粉対策を

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花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。