メイン画像
メイン画像

この先1か月は、北日本では気温は平年に比べて高い予想です。東日本と西日本の気温も、3月に入ると高くなるでしょう。一気に春が訪れますが、雪が多く残る地域では、雪解けが進み、雪崩などに注意が必要です。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

北ほど高温傾向 一気に春本番へ

画像A
画像A

気象庁は、きょう23日、1か月予報を発表しました。
この先は、北日本では高温傾向が続くでしょう。東日本と西日本の気温も3月になると高くなる予想です。沖縄・奄美は1週目は並みか低いですが、2週目以降は平年並みとなるでしょう。

また、きょう23日に同じく発表された「早期天候情報」でも北海道と東北は3月1日から、関東甲信は3月4日から、北陸、東海、近畿日本海側は3月5日から5日間平均気温が「かなり高い」予想となっています。雪が多く残る地域では雪崩や屋根からの落雪などにご注意ください。

天候は、西日本や東日本の太平洋側は高気圧に覆われやすいため、晴れる日が多くなりそうです。東日本から北日本の日本海側は冬型の気圧配置は弱いため、雪が少ないでしょう。

1週目(2月25日~3月3日)

画像B
画像B

週ごとに詳しく天候と気温を見ていきます。

あさって25日(土)は、冬型の気圧配置になり、日本付近には寒気が流れ込むでしょう。日本海側を中心に雪が降りそうです。26日(日)以降は、移動性の高気圧に西日本から東日本を中心に覆われる見込みです。3月1日頃にかけて、北海道から九州にかけて、晴れる所が多くなりそうです。気温も平年を上回り、4月並みの所もありそうです。2日(木)~3日(金)は、気圧の谷が日本付近を通過するため、雨や雪の降る所が多くなるでしょう。

2週目(3月4日~10日)

2週目に入っても天気や気温の傾向は変わらないでしょう。

西日本と東日本の太平洋側は移動性の高気圧に覆われる日が多く、晴れる日が多くなりそうです。気温も平年と比べて高い日が多くなるでしょう。このころには各地でスギ花粉のピークを迎えていて、ヒノキ花粉も飛び始めてきそうです。これらで症状が出る方は、十分に注意してください。

東日本から北日本の日本海側は、冬型の気圧配置が弱く、雪や雨の量は少ないでしょう。寒気の流れ込みも弱いため、気温は平年より高くなりそうです。ただ、寒い日が全くないわけではなく、一時的に寒くなることもあるでしょう。気温の変化には注意が必要です。

3~4週目(3月11日~24日)

画像D
画像D

3~4週目は、北日本から東日本の日本海側は、平年並みの天候に戻りそうです。冬型の気圧配置になる日もあり、雪や雨の降る日もあるでしょう。西日本の日本海側も短い周期で天気が変化し、雪や雨の降る日もありそうです。まだまだ、冬用のタイヤが活躍するでしょう。北日本~西日本の太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。

気温は北日本~西日本にかけて、平年より高いでしょう。桜の蕾の成長も進み、平年より早い開花の便りが届きそうです。2月16日に日本気象協会が発表した桜開花予測によると、全国トップが3月19日の福岡と高知で、東京は3月22日になっています。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方